【大紀元日本6月17日】学生の持っている音が出るおもちゃに興味をもつ、赤ちゃんロボット。この乳児型ロボット「ノビー」は浅田稔大阪大教授の研究チームが開発し、東京都内で11日公開された。
ノビーは生後9カ月の乳児の平均値と同じ骨格と運動能力を持ち、身長は71センチ、体重は7.9キロだ。視覚用に二つのカメラ、聴覚用に二つの音声機器を備え、触覚用にウレタン製の柔らかい皮膚下に全身に600個のセンサーを備えている。
生後9カ月という運動と認知機能が劇的に発達する時期の乳幼児型ロボットをつくることは、人間との精密な比較により、乳幼児の認知行動発達を研究するロボット・プラットフォームとなる。研究グループ総括の浅田教授は「自ら適応・学習・発達し、複雑な人間社会において、人間と共存できるロボットの構築に役立つ」と説明した。