債券市場は真実を語る

世界の政治家たちは、すべての先進国で天文学的な水準に達している債務を意に介していない。しかし、債券市場が発しているシグナルに、もっと注意を払うべきである。市場のトレーダーは、歳出、経済成長、債務、インフレの見通しを見ている。その数字は、もはやつじつまが合わない。
2026/09/05 Jeffrey A. Tucker

片山財務相「リフレ政策と高市政権の経済政策は同じではない」 G20帰朝報告で表明

片山財務大臣は、2026年9月に開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議の成果について、高市首相への報告後の記者会見で説明した。この中で片山氏は、高市政権が推進する経済政策「タカイチノミクス」について、「リフレ政策と高市政権の経済政策は同じではない」と述べた。
2026/09/04 鈴木亮政

G20議長総括 中国の不賛成が明記 途上国債務や重要鉱物で対立

20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、2日間の日程を終えて閉幕した。成果文書は共同声明ではなく、議長総括として公表された。重要鉱物やサプライチェーン、途上国の債務再編に関する記述について、中国が賛成しなかったことが文書に明記された。
2026/09/02 鈴木亮政

中国投資のリスク高まる 日本企業 インドへ大規模投資

日中間の地政学的緊張が高まり、経済構造も変化する中、日本はインドへの投資を拡大している。一方、日本の対中投資は大幅に減少している。
2026/09/02 李平

27年度予算要求は143兆円超へ 防衛費8.9兆円 国債費36兆円 積極成長投資

2027年度予算の概算要求は143兆円前後となり、4年連続で過去最大を更新する見通し。上限のないAI・半導体投資枠、36兆円超の国債費、過去最大の防衛費が総額を押し上げた
2026/08/31 橋本龍毅

伊藤忠と電通グループが戦略提携 電通総研を最大2152億円でTOB

伊藤忠商事は、電通グループと戦略的提携を結び、リテールメディアとITサービスの事業基盤を強化する。提携の一環として、伊藤忠グループは電通総研に対する株式公開買い付け(TOB)を実施し、電通グループと共同で同社の非公開化を目指す。
2026/08/31 鈴木亮政

米財務長官 円安でも「市場は落ち着いている」 植田総裁と会談へ

円が1ドル=160円台まで下落した。ベッセント氏は30日、「無秩序な動きではない」と述べ、日銀の対応に期待を示した
2026/08/31 王君宜

米国の債務も問題だが 次の危機はユーロ圏から起きる可能性

世界の注目を集める米国の債務問題。しかし真の火種は、隠れた巨額債務と成長力欠如を抱える「ユーロ圏」にあるかもしれない。中央銀行の買い支えも限界を迎えるなか、次の国家信用危機の震源地となるリスクに迫る
2026/08/30 Daniel Lacalle

高市首相 官民投資で「新技術立国」へ 先端6分野の税制支援を強化

高市首相は8月23日、X(旧Twitter)への投稿で、日本経済を「強い経済」へ転換するための国家戦略を示した。先の国会で成立した改正産業技術力強化法と改正産業競争力強化法などを基軸に、先端技術への研究開発投資や国内設備投資を税制面から支援する。
2026/08/24 鈴木亮政

「インフレ鈍化」という幻想 FRBが生んだ金融ファシズムの正体

FRBの金融政策がもたらした経済の歪みを鋭く突く論評。実質金利の罠やマネーサプライの膨張から、資本主義の変質と金融ファシズムの到来を警告する
2026/08/22 Jeffrey A. Tucker

日本の貿易赤字6345億円 輸出入とも過去最高 円安が輸入額押し上げ

日本の7月の貿易収支は6345億円の赤字となり、3か月連続で赤字を記録した。輸出入はともに過去最高となったが、円安や原油などの輸入増が収支を圧迫
2026/08/20 清川茜

訪日客7月344万人で過去最高 台湾初の70万人超 中国客は56%減

2026年7月の訪日客は344万2100人で、7月として過去最多を更新した。中国客が前年同月比56.1%減となる一方、台湾は初の70万人超、韓国・香港も大幅に増え、市場構造の変化が鮮明になった
2026/08/19

クロマグロ漁獲枠25%拡大で合意 2027年から本マグロは安くなる?

太平洋クロマグロの新たな資源管理方式で国際合意。中西部海域では30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、小型魚は6%削減する。2027~28年の適用を目指し、本マグロの供給・価格や養殖業界への影響が注目される
2026/08/18

長期金利 一時2.930% 約30年ぶり高水準 世界同時の「債券売り」が日本に到達

17日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、2.930%に上昇(債券価格は下落)した。前週末比0.055%高い水準だ。複数のメディアが報じている。世界的に同様の現象が発生しているのはなぜか
2026/08/17 安藤蔵人

日本経済 名目GDP4%台の成長続く 4~6月期は内需失速 外需が下支え

政府統計によると、日本経済は2023年度から2025年度にかけ、実質ベースで緩やかな成長を続ける一方、物価上昇を背景に名目GDPが大きく拡大した。しかし2026年4~6月期は個人消費や設備投資が振るわず、内需のマイナス寄与を外需が補う構図となった
2026/08/17

改正金融機能強化法で支援拡充 地域金融の再編・システム共同化を後押し

先の特別国会で、改正金融機能強化法が成立した。公的資金による地域金融機関への資本参加制度を延長し、合併や経営統合、システム共同化に対する資金交付制度を大幅に拡充する。
2026/08/13 鈴木亮政

カナダ原油タンカー到着 中東依存低減へ調達先を多角化

カナダ産原油を積んだENEOSのタンカーが2026年8月12日、鹿児島市の喜入基地に到着。高市首相はXに、「大変喜ばしく、日本のエネルギー安全保障の確保の観点からも、意義深いこと」と投稿した
2026/08/12 清川茜

円相場159円台 日銀利上げ観測強まる

7月の日米協調為替介入の効果が弱まりつつある。市場では円安圧力が続くとの見方がある一方、日本銀行が9月か10月にも追加利上げに踏み切るとの観測が強まっている
2026/08/12 任義

円安阻止で日米協調 人民元とユーロにどのような影響を与えるのか

日米が異例の円買いで協調介入。なぜ米国はドルではなくユーロを売ったのか。円高は中国・人民元や欧州経済にも波及するのか。世界の通貨秩序に波紋を広げる可能性がある為替戦略の狙いを読み解く
2026/08/10 謝田

所得増が消費に波及せず 6月家計調査 実収入3.9%増も消費支出は3.3%減 

総務省が8月7日に公表した2026年6月の家計調査速報によると、二人以上の世帯の1世帯当たり消費支出は29万886円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.3%減少した。
2026/08/07 鈴木亮政

政府・日銀 4月30日に過去最大の円買い介入 

財務省は2026年4~6月期の為替介入実績を公表した。政府・日銀は4月30日に過去最大となる6兆2787億円の円買い・ドル売り介入を実施。3日間の総額は11兆7349億円に達した。7月には日米による協調介入も行われた
2026/08/07 清川茜

経産省が「発注者リスト」公表 支払条件は9割超が最高評価に 官公需の価格転嫁に課題

経産省が中小企業からの回答を基に「発注者リスト」を公表。支払条件は9割超が最高評価と大きく改善する一方、官公需では価格転嫁が進まない機関も残る。中小・下請け事業者は、自社の取引先の評価を客観データとして確認し、値上げ交渉の材料にできる
2026/08/06

中東緊迫でも 経産相「2027年度末まで石油の安定供給が可能」

米・イラン緊張やホルムズ情勢が続く中でも、日本は多地域から原油を調達し備蓄を活用することで、仮に調達が前年比75%に落ち込んでも2027年度末まで国内の石油供給を安定維持できるとの見通しが示された。
2026/08/06

食料品の消費税1% 来年4月から2年間 政府が閣議決定

政府は8月5日の臨時閣議で、飲食料品の消費税率を2027年4月からの2年間、1%に引き下げる方針を決定した。1989年の消費税導入後、税率の引き下げは初めて
2026/08/05 河原昌義

ベッセント米財務長官 円相場安定を全面支援 アジア通貨への波及を警戒

ベッセント米財務長官は8月4日、急速に進む円安・ドル高に歯止めをかけ、アジア市場の安定を図るため、日本政府による通貨安定策を全面的に支援する方針を表明した。
2026/08/05 鈴木亮政

日米が1998年以来の協調円買い 米国債市場への影響と中共へのメッセージ

日米が1998年以来となる協調円買いに踏み切った。米国が介入に加わった背景には、円安の進行や日本による米国債売却への懸念があるとみられる。専門家は、中共への地政学的なメッセージとの見方も示している
2026/08/04 李平

日本製造業PMI 7月も拡大 生産の伸びは2014年以来最大

AIや半導体関連の需要拡大を背景に、日本の7月製造業PMIは54.5となり、7か月連続で50を上回った。生産は2014年2月以来、新規受注は2022年1月以来の高い伸びを記録した
2026/08/03 楚方明

日米協調介入で1ドル=155円台前半に円が急騰 

3日のアジア外国為替市場で円相場は一時1ドル=155円20銭まで上昇し、約3か月ぶりの高値を付けた。
2026/08/03 鈴木亮政

日米財務相 1998年以来の協調円買い介入で声明 トランプ大統領も支持示す 

日米両政府は31日、急激な円安の進行を食い止めるため、協調して円買い介入を実施した。日米が協調して円を買い支えるのは、1998年のアジア通貨危機以来となる。トランプ米大統領も、協調介入への全面的な支持を表明した
2026/08/03 鈴木亮政

米財務省 円買い介入に事前通知 日米当局 歴史的円安の是正へ協調か 

日本政府・日銀が歴史的な円安の進行を抑えるため大規模な為替介入に踏み切る中、米財務省も円買い介入の可能性を民間銀行に事前通知したことがわかった。
2026/08/01 皆川太郎