中露と「悪の枢軸」為す ベラルーシが欧州侵略の支点に、NATOが対抗姿勢

ベラルーシは、中国からロシアへの武器供給を支援し、ウクライナでの戦況を転換したとみられている。また、中国と北朝鮮はロシアという対米共闘の後ろ盾を得ており、「新しい悪の枢軸」と称される連携が形成されつつある。この状況に対して、欧州各国は中露の拡張を阻止するための対策を講じ始めた。
2024/07/25 徐天睿

台湾は防衛費として米国に年間400億ドルを支払うべきか?

トランプ氏の台湾防衛に対する「防衛費」提案で波紋が広がった。台湾は防衛費として米国に年間400億ドルを支払うべきなのか?
2024/07/25 Anders Corr

日伊英防衛相、GIGOの設立と次期戦闘機プロジェクトに向けた再確認

7月23日、ロンドンで開催された日本、イタリア、およびイギリスの防衛相会談において、新しい国際防衛協力機関「GIGO」の設立準備が進行中だということわかった。
2024/07/24 橋本龍毅

失われた自由、転じた役割 香港は中国共産党の世界侵略の道具となったのか?

国家安全法の施行により、香港は金融センターから制裁回避の拠点に変わりつつある。最新の報告によると、香港はロシア、北朝鮮の制裁回避ハブとして機能している。専門家は、政治的自由を失った香港が中共の国家利益に奉仕する方向に転じていると指摘している。
2024/07/24 徐天睿

最新型F-35戦闘機の納入再開、ソフトウェアアップグレードの遅延後

【ワシントン】アメリカは、数ヶ月にわたるソフトウェア遅延のために一時停止していたF-35戦闘機の納入を、暫定的なアップグレードを経て再開したと米軍関係者が発表した。F-35合同計画事務所(JPO)と、F-35ライトニングIIの主契約者であるロッキード・マーティンは、7月19日の声明で、最初の技術刷新3(TR-3)構成のF-35機の納入が始まったと発表した。
2024/07/23 Tom Ozimek

台湾、年次軍事演習「漢光」開始 実戦に近い訓練目指す

台湾は22日、年次軍事演習「漢光」を開始した。今年はシナリオを用意せず、中国の攻撃をどのように撃退するかをシミュレーションし、可能な限り実戦に近づけることを目指す。
2024/07/22 Reuters

韓国、拡声器放送を全面実施 北朝鮮のごみ風船に対抗

韓国軍は21日、北朝鮮が同日にごみをぶら下げた風船を韓国側に飛ばしたと明らかにし、拡声器による全面的な対北宣伝放送で対抗すると表明した。
2024/07/22 Reuters

アングル:米ロが中距離兵器を再配備、中国巻き込み軍拡競争複雑化

国連軍縮研究所のバクリツキー氏は、たとえロシアと米国の両国が軍拡は無意味だとの考えに至っても、米国は中国のことを考えてINF全廃条約の復活には動けないと指摘する。
2024/07/21 Reuters

日米の防空ミサイル増産協力、ボーイングの部品供給が障害=関係者

日本の生産能力を活用して防空ミサイル「PAC3」を増産しようという米国の計画が、米防衛大手ボーイングの部品供給不足で問題に直面していることが分かった。事情を知る関係者4人が明らかにした。
2024/07/20 Reuters

中共、軍備管理交渉を停止 米国は「戦略的安定を損なう」と非難

中国外交部は7月17日(水)、米国が台湾に武器を販売し続けていることを理由に、米国との軍備管理および核不拡散交渉を一時停止すると発表した。これに対し、米国国務省は中共の行動をロシアの模倣であり、戦略的安定を損なうものと非難した。
2024/07/19 張婷

台湾と海難捜索で実務協力、中国など念頭でない=海保訓練報道で官房長官

林芳正官房長官は19日の閣議後会見で、日本と台湾の海上保安当局が1972年の断交後初めて合同で海上訓練を実施したとの報道に関連し、台湾とは日ごろから実務協力・交流を行っているとして「中国を含む第三国を対象や念頭に置いたものではない」と述べた。
2024/07/19 Reuters

トランプ氏は「2期目も台湾支援」、米共和ルビオ上院議員が見解

共和党のマルコ・ルビオ上院議員は18日、トランプ前大統領が再選を果たした場合、米国は引き続き台湾を支援するとの見解を示した。
2024/07/19 Reuters

英防衛企業、ゼレンスキー氏と協議 ウクライナ支援強化へ

BAEシステムズやバブコック・インターナショナル・グループなどの英防衛関連企業の幹部は18日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ロシアとの戦争で同国への軍事支援強化について協議した。
2024/07/19 Reuters

中露とベラルーシ、欧州で軍事演習 NATOとインド連携を強化

7月8日から19日にかけて、中共とベラルーシはNATO加盟国ポーランドと国境を接する地域で、11日間の「反テロ」演習を実施した。この動きは広く中共によるNATOへの挑発と見なされている。台湾の学者は、これは中共がアメリカ主導のインド太平洋戦略に対抗するため、ロシアとベラルーシと連携して「グループ化」方式でNATOに対抗する試みであると指摘している。
2024/07/19 呈工、寧芯

台湾、防衛力強化にコミット表明 トランプ氏の防衛費発言後

台湾外交部(外務省)は18日、台湾は防衛力を強化し、米国と協力することにコミットしていると表明した。前日には米大統領選の共和党候補に指名されたトランプ前大統領が「台湾は防衛費を支払うべきだ」と述べたことが伝わっていた。
2024/07/18 Reuters

中露軍事合作、南シナ海へ拡大 各国の警戒強まる

中共とロシアは南シナ海での合同軍事活動を強化しており、これによりアメリカ、日本、フィリピンなどの国々の懸念を引き起こし、西側諸国が専制政権の結束を警戒する可能性が高まっている。中共の官営メディアによると、中露は南シナ海で初めて実弾海軍演習を開始した。これは両国の軍隊がこの争議の多い海域で合同演習を行う初めてのことであり、近年中露の軍事協力が強化されていることを反映している。
2024/07/18 陳霆

中国の新しい海軍基地、深い太平洋への迅速な進出を可能に

中国人民解放軍海軍(PLAN)の大きな課題は、太平洋への自由なアクセスである。しかし、ロシアとの関係強化が、この制約を北京にとって有利なものに変えつつある。人民解放軍海軍は約350隻の艦艇を保有しており、米海軍を上回る規模に成長しているが、依然として自由な出入りには制約がある。ドイツ、ソビエト連邦、そしてロシアも同様に、海軍の展開に地理的な制約があり、アメリカやイギリスなどの連合国の海軍に挑戦する際の障壁となっていた。
2024/07/17 John Mills

台湾行政院長、防衛により多くの責任を負う用意あると表明

台湾の卓栄泰行政院長(首相に相当)は17日、台湾は防衛に関してより多くの責任を負う意思があり、防衛費を着実に増やしていると表明した。
2024/07/17

宮古島付近 空母「山東」などの中国艦船の航行が確認される

中国海軍の空母「山東」を含む複数の艦船が7月9日から15日にかけて確認された。航空自衛隊は緊急発進を行った。
2024/07/16 橋本龍毅

英が軍増強へ、中国など「危険なカルテット」に対抗

英政府は16日、軍隊を増強する方針を示した。中国、イラン、北朝鮮、ロシアの「危険なカルテット」に対抗するためとしている。
2024/07/16 Reuters

2024年版『防衛白書』発表 台中緊張で日本の防衛力強化の必要性強調

米中間の「戦略競争」と称される覇権争いが激化している中、世界の火薬庫とも称される台湾海峡は、常に武力衝突の脅威が存在する場所だ。7月12日に発表された年度版『日本防衛白書』は、中国が台湾周辺での軍事演習を増やしていることについて初めて警告を発している。また、中国とロシアが日本周辺で行っている共同軍事活動について「深刻な懸念」を表明し、北朝鮮の脅威がこれまでになく大きくなっていることも指摘している。
2024/07/13 徐天睿

ポーランド、全面戦闘に備え 軍事準備を強化

ポーランド陸軍参謀総長のヴィエスワフ・ククラ将軍は7月10日の記者会見で、ベラルーシとロシアとの国境沿いに配備する部隊数を増強し、全面戦闘に備える準備を進めていることを発表した。「今日、我々は非対称型の紛争ではなく、全面戦闘に備える必要がある」とククラ将軍は述べ、準備が「国境任務と軍隊の訓練の強度をうまくバランスさせる」ことを求めると付け加えた。
2024/07/12 Jack Phillips

米沿岸警備隊、アラスカ海域で中国軍艦を確認

米国の当局者は7月10日、米沿岸警備隊の巡視船がベーリング海での定例巡視中に複数の中国軍艦を確認したと発表した。該当海域は国際水域だが、米国の排他的経済水域内に位置している。米沿岸警備隊の声明によると、アリューシャン列島のアムチトカ海峡北約200キロメートルで3隻の中国軍艦を確認した。その後、コディアック航空基地のヘリコプターがアムクタ海峡北約135キロメートルで4隻目の中国軍艦を確認した。
2024/07/12 趙鳳華

第1四半期の自衛隊機緊急発進が大幅減少

2024年度第1四半期の自衛隊機の緊急発進回数が前年同期比で大幅に減少した。また同じ期間、緊急発進は合計159回にとどまり、そのうち中国機が約66%、ロシア機が約33%を占めている。
2024/07/11 橋本龍毅

【寄稿】中共ドローン軍団に対抗する最適解とは

中国製の軍用ドローンが世界中で猛威を振るっている。台湾の兵士に嫌がらせをし、制裁を逃れるためのキットとしてロシアに送られ、さらには風力発電のタービンとしてリビアの軍閥に輸送された。今やドローンは世界中の戦場で欠かせない存在となっており、中国での大量製造と相まって、米軍とその同盟国にとって頭痛の種となっている。
2024/07/10 Anders Corr

防衛大臣 潜水艦22隻維持と人材確保へ潜水艦乗組員処遇改善を強調

防衛省は、国防の根幹として潜水艦22隻の維持を目指し、同時に乗組員の募集と処遇改善に力を入れることを発表した。木原稔防衛大臣は記者会見で、潜水艦の重要性とともに人材確保のための新たな施策の必要性を強調した。
2024/07/10 橋本龍毅

米海軍、造船所不足の深刻な課題に直面

米国は第二次世界大戦での勝利の一因として、損傷した戦艦を迅速に修理し、再度戦場に送り出す能力と、新造艦船を大量に生産する造船所の力があった。しかし、現在の米国はその能力を失い、米海軍の見積もりによれば、修理と保守作業の20年の遅延があり、多くの艦船が配備不能となっている。
2024/07/10 Mike Fredenburg

米国、軍事基地近郊の土地売買審査を拡大

米国財務省は、外国人購入者による米国内の多数の軍事施設近郊の土地購入に対する審査を拡大するための規則案を発表した。この提案された規則は、対米外国投資委員会(CFIUS)の権限を拡大し、56の追加軍事施設近郊の土地売買を審査対象とするものであり、対象施設の総数は227に増加する。
2024/07/10 Jana J. Pruet