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マスク氏が明かす 夜も眠れないほどの懸念とは?

2025/04/11
更新: 2025/04/11

テスラ最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏は、出生率の向上を訴えており、マスク氏には少なくとも13人の子供がいるとされる。最近のインタビューでは、マスク氏が夜も眠れないほどの懸念について語った。

FOXニュースのインタビューで、マスク氏は夜も眠れなくさせる最大の懸念について尋ねられ、出生率の低下を挙げた。また「この状況を逆転させる方法はないように思う」「人類は消滅しつつあるのだ」と述べた。

「私が心配していることはたくさんある。その中には人々にとって非常に深い意味を持つものもある。ほぼすべての国で出生率が非常に低く、この状況が変わらなければ、文明は消えてしまうだろう」とマスク氏は語った。

CNNの報道によれば、3月末に開催された出生率向上に関する「2025NatalCon会議(ナタール会議)」では、入場料が1千ドルにもかかわらず、主催者は今年の2日間のイベントに参加した人数が2023年の初回会議の2倍に達したと述べている。

このグループは共通の目標を持ち、出生率が危険な低水準に急激に低下していることが、経済や社会保障などのサービス、さらには文明そのものの未来にリスクをもたらしていると警告している。

マスク氏はソーシャルメディアで出生を支持するメッセージを強調しており、トランプ政権も出生を奨励するいくつかの施策を講じている。ショーン・ダフィ運輸長官は、メモの中で出生率の高い地域に対してより多くの資金を提供することを約束した。

会議に出席したジャック・ポソビック氏は、NatalCon会議の開会式で、出生率を促進することが西洋の生存戦争における最後の防衛線であると述べた。

また「その利害関係はすべてに劣らない。これは文明を巡る戦争だ」「私たちはこの戦争に勝たなければならない」とポソビック氏は述べた。

マスク氏の影響力により、少子化が引き起こす問題に注目が集まっている。約1年前、マスク氏は自身のソーシャルメディア・プラットフォーム「X」上で、「NatalCon」会議主催者のケビン・ドーラン氏が行ったスピーチを数百万人のファンと共有した。ドーラン氏は、マスク氏のプロモーションが自身が強調したい問題に対して、確実により多くの人々の関心を引き寄せたと述べた。

人口学者のライマン・ストーン氏は、今年の会議の発言者の一人である。ストーン氏は「世界で最も影響力のある人物の一人が、低出生率が重大な社会問題であるという見解を強く宣伝している。また、「私は彼(マスク)の見解に同意する、確かにそうだ」と述べた。

会議の主催者であるドーラン氏は、最近テキサス州で行われたイベントにおいて、人口減少の問題がマスク氏やヴァンス副大統領、さらにはトランプ政権の他の多くの人々にとって重要であることを明らかにしたと述べた。

ストーン氏は、マスク氏の意見に常に賛同しているわけではないと語ったが、マスク氏がこの問題について頻繁に発信することで、人々の関心を大いに高めていると指摘した。

また「彼(マスク氏)は人々がこの問題を無視するのを難しくしている」とストーン氏は述べた。

張婷