中国政府によるスパイ行為防止のため、オランダは北京冬季五輪に参加する同国の選手や関係者に対し、「携帯電話やノートパソコンを中国に持ち込まないよう」警告した。
2022/01/13
チベット人権団体によると、8月22日、200人以上の軍人と9台の軍用車両が、四川省カンゼ・チベット族自治州石渠県温波鎮に進駐し、寺院と民家を家宅捜索し、50人以上を逮捕した。そのうち19人が僧侶である。チベットの精神的指導者であるダライ・ラマの肖像画を保有していたからだとみられる。米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
2021/08/30
ニュージーランドの大学の講師は、中国関連の講義を行っている最中、中国当局のスパイとみられる人物に監視・妨害されたと地元メディアに訴えた。授業中、不審な男に罵声を浴びせられた講師もいるという。
2021/06/30
中国政府が少数民族ウイグル族を対象に、AIプログラムと顔認識カメラを利用した「感情認識システム」を運用していたことが明らかになった。同プログラムは、中国の華為技術(ファーウェイ)が開発に関与した可能性も提起されている。
2021/05/27
米ホワイトハウスは6日、国民にワクチンパスポートの携帯を義務づける制度を支持しないと発表した。ジェン・サキ報道官は「米国政府は考え方が極めてシンプルだ。アメリカ人のプライバシーと権利を守るために、人々を不公平に扱うようなシステムは導入しない」と説明した。
2021/04/09
上海公安局から流出した監視記録を分析したオーストラリアのメディアは、中共がその法執行や政治的影響力の及ぶ範囲内のすべてのデータをコントロールしていることを発見した。流出した情報は中国に入国する外国人は全員中共に監視される危険性があることを示しているとセキュリティ専門家は警告している。
2021/04/02
国際的な報道機関や人権団体の報告では、中国はウイグル人イスラム教徒を対象とした宗教弾圧と同様の政策を国内の他の宗教団体にまで拡大している。
2021/03/28
中国当局は、海外の中国人留学生の言論を監視しているだけでなく、中国国内にいる家族を脅迫し、留学生らに海外でスパイ活動を行うよう強要している。
2020/11/02
米トランプ政権は10月9日、「孔子学院は中国共産党のグローバルな政治宣伝機関として、悪意ある活動を米国内の大学などで展開しているという証拠がますます増えている」として、この組織は「恐ろしい影響」をもたらすと警告した。
2020/10/13
中国軍と情報機関をつながりのある深センのデータ管理企業・振華数据は、全世界の影響力ある政治家や実業家、軍人、信仰指導者、暴力団などの個人情報を収集している。監視対象者の人脈や指揮系統を把握し、中国共産党の影響力をもたらす狙いがある。オーストラリアや英国のメディアが9月14日に報じた。
2020/09/16
中国のオンラインモール淘宝網(Taobao)やフリマアプリ閑魚(xianyu)などで、顔認証データの違法販売が横行している。中国の複数のメディアが9月2日に報じた。
2020/09/03
中国黒龍江省鶏西市の元副市長、李伝良さん(56)は8月19日、大紀元のインタビューを受けた際、中国共産党のすべての組織から離脱すると宣言した。李さんは中国国内から米国に亡命し、このほどロサンゼルスに到着した。
2020/08/24
安全保障専門家によれば、中国が南シナ海の海底に監視システムを構築しているという。海中にセンサー・ネットワークを広げ、米軍など他国の動きを監視している可能性があると指摘する。
2020/08/08
中国当局は7月31日、独自の衛星利用測位システム(GPS)の全面稼働をを始めた。一部では、中国側が同システムを利用して、国際社会への監視や情報取集を強化し、各国の国家安全保障に新たなリスクを与えるとの指摘がある。
2020/08/05
「父を武漢に帰らせたのは死に追いやるようなものでした」と張さんは泣きながら話した。「感染拡大(の深刻さ)を知らされていたら、父を帰らせなかったでしょう」
2020/05/07
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の発生以来、中国政府は報道と表現の自由を規制している。人権問題専門家らは、5月3日「世界報道自由デー」に合わせて、中国の情報の自由について考察を示した。専門家は、中国が経済力を利用して報道と表現の自由の定義を書き換えようとしており、国際社会にとって強い懸念になっていると指摘している。
2020/05/05
米議会は3月5日、世界のニセ情報の脅威と撲滅のための公聴会を開き、中国とロシアの情報戦の違いを分析した。専門家は、新型肺炎の対応から見て取れるように、中国共産党は嘘を利用し真実を隠すことで、権力維持を行っていると述べた。
2020/03/12
国際的な人権団体フリーダムハウスは、3月4日、民主主義に関する年次報告書の中で、世界全体の自由度は低下しているとの分析を示した。中国は、自国民への残酷な弾圧のみならず、他国の民主国家の選挙と政治に干渉しており、自由度最悪レベル15カ国のうちの一つと評した。
2020/03/06
データ研究者は、中国の何千もの子供の生体情報が保護対策なしにインターネットに放置されてことを発見した。共産党政権は、学校で生徒への監視ネットワークを敷いているが、情報保管能力に問題があることを露呈した。
2020/01/20
中国当局がすでに一部のドイツ企業を、今年導入予定の企業版社会信用システムの「ブラックリスク」に入れたことがわかった。独メディア「ドイチェベレ」中国語電子版は1月16日、ドイツ公共放送連盟(ARD)の経済番組「Plusminus(プラスマイナス)」の報道内容を引用して報じた。
2020/01/17
中国共産党は今後、外交官や当局者がフェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)など海外のソーシャルメディア(SNS)を最大限に活用するという。専門家は、今後SNSにおけ情報戦略を強めるとみている。
2020/01/14
中国当局が国民を監視するために顔認証技術を積極的に推進しているなか、中国メディアは、悪質なネットユーザーが顔写真などのデータを不法に販売していると報道した。メディアは、「中国国内にすでに顔データの闇ビジネスが展開されている」とした。
2019/12/09
ブルームバーグの報道23日付は、香港警察は数年前、監視カメラなどに映った市民の顔などを解析し、警察のデータベ―スとの照合を可能にする人工知能(AI)ソフトウェアを利用し始めたと報じた。米AI研究機関も今月上旬、香港と中国当局がAI技術を通じて市民への監視を強化していると指摘した。
2019/10/25
米プロバスケットボール(NBA)では、中国政府による自由な言論への統制に反発の声があがっている。トルコ出身の選手は、全体主義政権による自身の迫害体験をメディアに語った。
2019/10/17
北京拠点のIT開発企業・字節跳動(バイトダンス)が作成した短編動画アプリ「TikTok(ティックトック)」は、中国共産党政権の検閲を導入している。TikTokの動画管理者は、中国当局が「社会の不安定をもたらす」事情として取り扱う事件や世界の政治リーダーについての動画を検閲し、意図的に表示回数を抑制したり禁止したりしている。英紙ガーディアンが9月24日、独自入手した同社の内部資料を報じた。
2019/09/27
9月20日、セルビアの首都ベオグラードでは、セルビア人警察官と中国の警察官が通りを共同パトロールを始めた。近年、欧州では、首都圏に中国警察や監視カメラを設置する都市が増加している。
2019/09/26
中国共産党が市民を監視する手段は、ますますエスカレートしている。上海ではこのほど、次世代ネットワーク技術「5G」を使った警察のパトロールロボットを導入した。24時間作動し、顔、音声、歩行の特徴から個人を特定することができるという。
2019/09/17
香港九龍島の観塘(かんとう)区では24日、逃亡犯条例改正案をめぐる抗議デモが行われた。一部の抗議者は、同区に設置された智慧灯柱(スマート防犯灯柱)が市民の日常生活を監視し、顔識別機能などが搭載されていると不安視した一部の抗議者は、防犯灯柱数本を破壊した。香港政党「香港衆志」によると、壊れた灯柱から中国当局のビデオ監視システム「天網」に使われる部品が見つかった。
2019/08/28
中国当局がこのほど発表した政策方針において、2020年までに香港に市民を監視する「社会信用システム」を導入すると示唆した。香港では6月以降、中国本土へ犯罪容疑者の移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤廃を求めて、4回の大規模な抗議デモが行われた。台湾学者は、香港で同システムを構築すれば、香港市民が再び強く反抗すると指摘した。
2019/07/10
ロイター社によると、中国通信大手の中興通訊(ZTE)はアルゼンチン北部の奥地「フフイ(Jujuy省)」に防犯カメラの設置を進めている。双方は今年3月に金額3000万ドルの契約を締結した。この小規模ビジネスに関するメディアの報道は少ないものの、米国は警戒を示した。
2019/07/09