【閲覧注意】本記事には、残虐な画像があります。ご注意ください。
3月23日、中国浙江省紹興市の大型商業施設「大潤発」前で通り魔事件が発生した模様。
市民が撮影した複数の動画がネットに流出したが、今は封殺に遭っており、同記事執筆の時点で、当局は事件に関して公表していない。
市民が撮影した動画のなかには、通行人を無差別に襲う男の姿と、負傷し逃げ惑う市民、血まみれで倒れる負傷者の姿が映っていた。
地元住民によると「犯人は無差別に4人を殺害した」との証言があるが、事件の詳細や正確な死傷者数は不明だ。
ネットに流出した動画からだけでも現場では少なくとも市民4人が倒れており、そのうち3人は動けなくなるほどの重傷を負ったことが確認できる。
近年、経済停滞や生活苦、政府の弾圧に追い詰められた人々が、社会への報復に走るケースが増加している。しかし、中国当局は事件の報道を徹底的に封鎖し、国民の怒りが広がるのを防ごうとしている。
今回もまた真相は闇に葬られるのか。
(市民が撮影した現場の映像)
5日前にも
今回の通り魔事件の5日前の18日、中国共産党政府のお膝元、北京市(順義区)の街中でも社会報復事件が発生した。男は市場露店でにぎわう通りで車を暴走させ、多数の市民が重軽傷、4人が死亡したと言う。
犯行前、容疑者は前もって離婚を済ませ、子供とも関係を絶つなどして、周到な計画を立てていた。
容疑者は、土地徴用する政府が提示する補償金に不満で、立ち退きを拒否したため、政府が雇った暴力団から暴行され、公安にも拘束された。そして拘束期間中、政府によって自宅が無断で取り壊された。
住む場所を失った男は政府庁舎前で抗議し、「公安と司法への報復」を宣言した。
男は、過去に自身のSNSで繰り返し、自身が受けた司法の不公平を訴え、「社会への報復」を誓っていたという。
しかしその声は、当局の耳に届かず、事件が起きた。

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