対立深まる豪中関係 一戦交える可能性も=豪少将

豪中関係の対立が深まるなか、軍事衝突の可能性を指摘する声が豪軍から上がっている。豪特殊作戦部のアダム・フィンドレイ少将が4月に兵士に向けた演説の中で、中国とオーストラリアはすでに「グレーゾーン」の戦争を始めており、将来的には中国と実際に衝突する可能性もあるため、計画を立てなければならないと述べた。豪日刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」(The Sydney Morning Herald)が5月4日に報じた。
2021/05/13

豪政府、孔子学院を審査 数カ月以内に閉鎖の可能性も

豪州政府は同国大学に設置されている孔子学院の審査を開始した。同国政府は、「国益に反した」地方政府や研究機関の協定を破棄できる法律を導入した。今回の動きは同法に基づくものとみられる。
2021/05/10

【写真】大坂なおみ選手 テニス全豪オープン決勝進出

全豪テニスオープン準決勝が18日に行われた。大坂なおみ選手が対戦相手のセリーナ・ウィリアムズ選手を6-3、6-4で下し、決勝進出を果たした。決勝戦は日本時間20日17時30分開始予定で、対戦相手はジェニファー・ブレイディ選手。
2021/02/19

対立深まる豪とGoogle ニュース使用料支払いの義務化めぐり

米検索エンジン大手Googleとオーストラリア政府がニュース掲載の有料化をめぐり、対立を深めている。ジョシュ・フライデンバーグ(Josh Frydenberg)豪財務相は1月24日、ニュース使用料の支払いが「避けられない」と巨大IT(情報技術)企業に警告した。
2021/01/31

豪首相、ダボス会議「グレート・リセット」計画に反対表明 「価値観や経済制度のリセットは不要」

世界経済フォーラム(WEF)は昨年10月、2021年の年次総会(通称ダボス会議)のテーマを「グレート・リセット(The Great Reset)」とし、パンデミックを契機に、世界の経済・社会秩序の広範かつ抜本的な変革を提唱すると発表した。
2021/01/18

豪紙、中国プロパガンダ紙「チャイナ・ウォッチ」の折込を中止

オーストラリアの民放大手ナイン・エンターテインメント(NE)が所有する新聞社が、中国の国営英字紙チャイナ・デイリー(ChinaDaily)傘下のプロパガンダ紙「チャイナ・ウォッチ(ChinaWatch)」の折り込みを中止したと複数のメディアが伝えた。
2020/12/11

豪中国語メディア、3分の2以上が中国共産党の支配下=同国情報機関が調査

オーストラリアの最高情報機関は機密報告書のなかで、中国共産党が対外介入・影響力行使のために、オーストラリアの中国語メディアを密かに支配していると警告した。12月2日付の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドが匿名の関係筋の話として報じた。
2020/12/06

日本主導でチャイナフリー・サプライチェーンの構築 印豪に交渉=印報道

中国共産党の政治・軍事的台頭とともに、製造業のグローバル戦略において中国一極依存のリスクが浮き彫りになった。日本政府が主導して日本、インド、オーストラリアは三国間サプライチェーン(供給網)回復計画(SCRI)の立ち上げに向けた交渉を進めている。
2020/08/21

癲癇(てんかん)が完治 薬を使わない方法とは

薬物治療で改善しなかった病気が、法輪功(ファルンゴン)の修煉を通じて短期間で完治する――。中国・河北省滄州市からオーストラリアに移住した李銀さんという女性の体験です。
2019/12/19

「国益に反する」豪、長江基建の天然ガスパイプライン買収案を一転拒否

オーストラリアの財務相は11月20日、長江基建集団による同国のガスパイプライン管理大手APAグループの買収案を拒否したと発表した。財務相は買収案はオーストラリアの国益に反すると説明する。
2018/11/21

中国通信大手ファーウェイが「当局にアクセスコードを提供」=豪メディア

オーストラリア政府関係者が入手した機密調査報告書はあらためて、中国通信大手の華為技術(ファーウェイ)と中国当局が緊密的な関係にあるを指摘した。同報告書は、中国情報機関が海外ネットワークで浸透工作を展開する目的で、ファーウェイの社員にアクセス・コードの提供を強要したとした。豪メディア・ウィークエンド・オーストラリアン電子版が3日報じた。
2018/11/06

豪州のサイバーセキュリティ対策トップ、外国企業5G参入のリスク明言

オーストラリアのサイバーセキュリティ対策当局長は10月30日、次世代ネットワーク技術「5G」は国の安全保障にかかわる重要インフラであるとして、外国企業の参入を制限しなければならないと述べた。
2018/11/02

米政府、「自由で開かれたインド太平洋」に向けインフラ投資、中国をけん制

ワシントンのマイク・ポンペオ国務長官は7月30日、インド太平洋地域におけるトランプ政権の経済基盤戦略として新技術、エネルギー、インフラの各分野に1億1300万ドル規模を投資すると発表した。中国の一部の専門家は、同地域における中国共産党政権の野心を抑える手段と見ている。
2018/08/01

中国浸透工作の暴露本、台湾で出版頓挫 圧力か

オーストラリアに対する中国の浸透について警鐘を鳴らす著書『Silent Invasion(静かなる侵攻)』中国語版の出版計画が台湾で頓挫している。著者の豪チャールズ・スタート大学クレイブ・ハミルトン教授(公共倫理学)は明かした。中国の圧力で出版を引き受ける出版社がないという。
2018/07/31

豪議会、留学生のインターン禁止 中国のスパイ活動を懸念

オーストラリア上院は12日、議員インターンシップにおいて外国人留学生を募集対象にしないのを決定した、と発表した。この決定は、豪政府が中国当局によるスパイ活動や内政干渉を防ぐ動きだとみられる。
2018/07/16

豪州議員の海外視察旅行、最大スポンサーはファーウェイ=豪研究

オーストラリアのシンクタンク・戦略政策研究所(ASPI)の最新報告によると、企業援助を受けたオーストラリアの議員たちの海外視察旅行の回数は、中国の通信技術大手ファーウェイ(華為、HUAWEI)が最も多いことがわかった。視察先は同社拠点の中国深センだという。
2018/06/27

豪州TVへ中国大使館から怒りの電話 放送中止要求、TV側「応じない」

オーストラリアの民間テレビ局は、中国の外交政策の問題点を取り上げた時事評論番組の予告放送をしたところ、在キャンベラ中国大使館から放送しないよう強く求める電話があったことを明かした。電話を受けたプロデューサーによると、この外交官の態度は高圧的で怒鳴っていたという。テレビ局は、予定通り番組を放送する姿勢だ。このテレビ局と同じメディアネットワークの9ニュースが報じた。
2018/06/25

日米豪印協議、インド太平洋で民主的価値基盤の秩序を維持・強化で確認

6月7日、シンガポールで行われた第2回日米豪印協議で、各国代表は民主的価値をベースとしたインド太平洋地域における主権、航行、上空飛行の共通認識を確認した。外務省が同日発表した。
2018/06/08

墜落したマレーシア機、ロシアの地対空ミサイルが撃墜=調査

2014年7月にウクライナ東部で墜落したマレーシア航空の旅客機MH17便について、事故調査組織は5月24日、ロシア製の地対空ミサイルに撃ち落されたたと結論付けた。
2018/05/25

中国、民主制度を利用して海外で浸透を図る=豪学者

豪チャールズ・スタート大学公共倫理学教授クレイブ・ハミルトン氏の著書、『静かなる侵攻:中国によるオーストラリアへの影響』(2018年2月発)が話題だ。豪州に移住した中国人富豪が現地企業や政治家に巨額献金し、中国傾向の世論や政策を作り出したという、中国による浸透工作を明かす。
2018/05/09

海外農地を狙う中国 農業分野での投資が6年で5倍に

米国農務省(USDA)は最新報告書のなかで、中国企業が急速に海外の農業、林業、漁業分野に投資幅を広めているとした。チャイナマネーの流出を抑制してきた中国共産党政権だが、自国の食糧に係わる海外の農業投資は推奨している。また、海外農業投資に力を入れ貿易取引を優勢にし、世界の食糧マーケットへの権利強化を狙う。
2018/04/27

物議を醸す人体標本展、ふたたび NZで今月開催

人体に通う血流や体液を合成樹脂に変え、人体を保存する技術を使用した人体標本の企画展示「ボディ・ワールド・ヴィータル」が4月23日~7月13日、ニュージーランドの最大都市オークランドで開かれる。
2018/04/09

中国人留学生スパイの実態=元中国外交官

駐シドニー中国領事館元外交官・陳用林氏よれば、中国の在外公館(大使館・領事館)は、中国人留学生を操りスパイ活動を行わせ、海外の反体制派活動家を監視し、妨害活動を行っているとい
2018/04/01

豪州、中国人留学生ビジネスで1兆円収入 中国依存に警鐘

オーストラリアでは現在、大学の大きな収入源となっている中国人留学生が激増している。彼らが大学に在籍することで毎年92億米ドル(約1兆円)もオーストラリア中央銀行の預金残高は増加するという。留学教育ビジネスは利益率が高い。しかし専門家は、中国政治経済への依存に繋がりかねないとリスクを警告する。
2018/03/28

豪国防省、ウィーチャットを使用禁止 安全性を懸念=豪紙

オーストラリア国防省は、中国で人気の通話チャットアプリ「WeChat(ウィーチャット)」を、職員がダウンロードしたり、利用したりすることを禁止しているという。現地メディアオーストラリア・フィナンシャル・レビューが3月11日に報じた。
2018/03/14

「魔法の武器」NZの大学教授が報告書 中国共産党の統一戦線に警鐘

ニュージーランドの中国問題専門家、カンタベリー大学のアン・マリエ・ブレイディー教授の自宅は2月14日、何者かによって侵入され、パソコンなどの物品が盗まれた事件があった。昨年12月に同教授の大学構内にある研究室にも同様な盗難事件が起きた。
2018/03/12

「想像以上…信じられないほど美しい舞台」ミスNZは驚嘆

中華伝統文化の復興をモットーに掲げる神韻芸術団。北米公演ではリンカーンセンターなど著名劇場で連日満席の成功を収め、目下、世界巡回公演を展開中だ。ニュージーランド公演では、ミスNZは鑑賞後のインタビューで、神韻の高い芸術性に驚いたと述べた。
2018/03/01

日米豪印が「一帯一路対抗策」で結束、日本の「インド太平洋戦略」が重要役に

日米豪印の4カ国が中国当局の「一帯一路」経済圏構想に対する代替策である共同インフラ建設計画に取り込んでいることが明らかになった。目的は、中国当局の影響力拡大に対抗するものだとみられる。米トランプ政権は日本の「自由で開かれたインド大平洋戦略」は、一帯一路構想への対抗策であるとの見解を示した。
2018/02/20

甦る中国古典芸術「世界の縮図を示す」元ABCテレビ司会者

研ぎ澄まされた技、比類なき雄大さ 中国古典舞踊の最高峰、米ニューヨークより再び来日。
2018/02/12

「まるで茹でガエルのよう」中国共産党の浸透工作に警戒を=米公聴会

「米中国交正常化40年の歴史は偽りだったのか、疑問視されているところだ」。米国中央情報局(CIA)前中国担当局長は最近、ホワイトハウスで開かれた中国問題に関する公聴会で、中国共産党による海外浸透工作に対して危機感をあらわにした。
2017/12/25