総務省は22日、7月のインフレ率(ヘッドラインインフレ)とコアインフレ率がいずれも3.1%に低下し、6月の3.3%を下回ったと発表した。
政府は、備蓄米の売り渡し価格を5キロあたり税抜き2000円程度に抑え、スーパーなどの大手小売業者に随意契約で直接販売する新方針を打ち出した。農林水産省は6月上旬にも店頭に並ぶ見通しを示した。
石破首相は21日、高騰が続くコメ価格の安定に向け、政府備蓄米の売り渡し方法について、従来の入札制度に代えて随意契約方式の導入を検討する方針を明らかにした。
江藤農相は石破首相との会談後、新米が出回る前の7月まで毎月、備蓄米を放出すると発表。
農水省は3月3日、政府備蓄米放出に向けて、3月10日から12日にかけて入札を実施すると発表した。初回は15万トン放出する。
農林水産省の発表によると、全国のスーパーにおけるコメの平均価格が上昇を続けている。
石破首相は4日、物価高対策の加速を関係閣僚に指示した。低所得世帯向け給付金の迅速な執行や政府備蓄米の市場放出によるコメ価格の安定化が柱となる。
