「二酸化炭素を排出しないエネルギー」を作ろうとする努力が、保護された生物を含む海の生き物を傷つけ、死に至らせているのだ。バイデン政権がカーボンフリーのエネルギーシステムを目指す一環として洋上風力発電プロジェクトを拡大する際、クジラやその他の海洋生物が巻き添えになる可能性があることが、新たな調査で明らかになった。
米国で建設中の洋上風力発電所の半数近くを手がけるデンマークのエネルギー企業オーステッド社は、物議を醸していたニュージャージー州沖のオーシャン・ウィンド1プロジェクトを2026年まで延期した。