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トランプ大統領 2月末に プーチン氏と会談の可能性

2025/02/21
更新: 2025/02/21

米国とロシアが会談を行う中、トランプ大統領は2月末にプーチン氏と会談する可能性があると述べた。実現すれば、両者の対面会談は5年以上ぶりとなる。また、これまで「無制限の協力」を強調してきた中露関係にも、最近変化の兆しが見られる。

米国の新政権とロシアは18日に初の高官会談を行い、ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた交渉を進めた。一方、トランプ氏は、月末にプーチン氏と会談する可能性があると述べた。

米国の当局者によると、会談の日程はまだ決まっていないが、両大統領とも会談を楽しみにしているとのことだ。実現すれば、2019年の大阪G20サミット以来、5年以上ぶりのトランプ氏とプーチン氏の対面会談となる。

トランプ米国大統領は会談について以下のように述べた。「彼らは良い話し合いをした。ロシアは何かをしたいと考えており、残虐な野蛮行為を止めたいと思っている。私が言いたいのは、そこで起きていることは、毎週何千人もの兵士が殺されているということで、これはあまりにも馬鹿げている」

一方、ロシアは先週、拘束されていた米国人教師マーク・フォーゲル氏を釈放した後、最近では拘留されていた別の米国人市民カロブ・ウェイン・バイヤーズ氏も釈放した。

米露関係が徐々に修復される中、中露関係にも変化が見られる。ここ数か月、中国からヨーロッパに向かう中欧列車の貨物コンテナがロシアに差し押さえられている。その理由は、中国からポーランドに輸送される貨物に、軍事目的で使用可能な無人機部品や迷彩服、軍靴が含まれていたためだ。

ロシアの公式プロパガンダも変化している。ロシア外交・防衛政策評議会の専門家アレクサンドル・ロセフ氏は、最近国営テレビで中国に対するロシアの態度を厳しく批判した。

ロセフ氏は、中国製の無人機がウクライナでロシア兵を殺戮している一方で、ロシアは中国の伝統的な新年を祝っていると指摘した。さらに、中国がロシアの銀行の支払いや送金をブロックし、北極天然ガスプロジェクトから契約を破棄して撤退し、ロシアの石油も購入しないと述べた。かつて中国によって「無制限の協力」と宣伝されていた中露関係は、今やその様相が変わりつつあるようだ。