トランプ米大統領は5月30日に公開されたインタビューで、戦争を終結させるためのイランとの合意締結を急ぐ必要はないとし、ワシントン、テヘランのいずれも未だ合意文書に署名していないと述べた。
「ガソリン価格が急落するから急ぎたいとは言いたいところだが、焦れば良い合意はできない」とトランプ氏はフォックス・ニュースに語った。
「じっくりと、我々が求めるものを得られると思う。得られなければ、別の方法で決着をつける」
米国とイランは数週間にわたり、停戦状態にある2月開始の戦争を終わらせる合意の締結に向けて交渉を続けている。トランプ氏は5月29日、イラン政府との合意条件を公表し、近く最終決定を下すと表明した。
イランが核兵器を保有しないよう求めることに加え、トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿でホルムズ海峡を「双方向」で開放しなければならず、イラン政府は「残存する機雷を直ちにすべて撤去するか爆破処理しなければならない」と述べた。
開戦以来、同海峡は事実上封鎖されたままで、石油・ガス価格の急騰を招いている。同海峡は世界の石油・天然ガス取引量の約5分の1の輸送を担う。全米自動車協会によると、5月31日時点の米国のガソリン平均価格は1ガロン当たり4.34ドルだった。
ホワイトハウス当局者は5月29日、エポック・タイムズに対し、シチュエーション・ルームでのイランに関するホワイトハウス会議が約2時間に及んだと述べた。詳細は明かされなかった。
イランは5月31日、イラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)が領空に侵入した米軍無人機を撃墜したと主張した。国営タスニム通信が伝えた。米中央軍(CENTCOM)はこの件についていまだ公式のコメントを出していない。
イランの最高幹部であるモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長も5月31日、イラン政府の軍事力は「偉大な歴史的戦争で敵を押し返している」と述べ、米国を念頭に置いた発言をした、と国営メディアが伝えた。また、米国が紛争から撤退したと主張し、イラン政権の結束を強調するような発言もした。
トランプ氏は5月29日のトゥルース・ソーシャルへの投稿でも、機雷が海峡から撤去され、そこに足止めされている船舶が帰港できるようになるかもしれないと記した。
「私からあなたたちの妻、夫、両親、家族によろしく伝えてほしい、あなたたちの最愛の大統領より!」と投稿した。
5月30日、ピート・ヘグセス国防長官は、合意に達しなければ米国はイランへの攻撃を再開するとし、軍の弾薬備蓄が補充されていると述べた。
「必要に応じて再開する能力は……十二分に備わっている」とヘグセス氏はシンガポールで記者団に語った。
「現地でも世界各地でも、弾薬備蓄は十分以上だ。非常に良い状態にある」
国防長官はトランプ氏が「忍耐強い」と述べ、大統領はイランが核兵器を取得しないことを確保する「素晴らしい合意」を望んでいると語った。
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