米国は、オーストラリアおよび英国と提携し、2027年までに無人の水中ドローンを開発する計画を明らかにした。
米国のピート・ヘグセス国防長官は、5月30日にシンガポールの米国大使館で開催されたAUKUS(オーカス)国防相会合でこの計画を発表した。
ヘグセス氏は土曜日の記者会見で、「この代表的なプロジェクトにより、水中作戦を支援し、海洋領域での我々の共同の優位性を維持するための、さまざまな任務に柔軟に対応できる無人水中舟艇(UUV)用装備一式が提供されることになる」と述べた。
AUKUSは、インド太平洋地域で拡大する中国の勢力に対抗するため、米国、英国、オーストラリアによって2021年に結成された3カ国間安全保障枠組みである。
ヘグセス氏は、オーストラリア当局が王立オーストラリア海軍の主要基地であるスターリング海軍基地(HMAS Stirling)に最大50億豪ドル(約35億米ドル)を投資する準備を進めるなか、米海軍の兵士がオーストラリアに到着し始める予定であると付け加えた。
オーストラリアはまた、同国南西部のヘンダーソン造船所に80億豪ドル(57億米ドル)、それとは別に南東部のオズボーン造船所に210億豪ドル(150億米ドル)を投資することを約束した。
これら数十億ドル規模の投資は、この提携期間中における潜水艦の建造を支援することになる。
米国はまた、太平洋地域における共同の潜水艦運用能力を強化するため、「可能な限り迅速に」行動する意向を示した。
水中ドローンは2027年から引き渡される予定である。
AUKUS国防相による共同声明によると、「このプロジェクトは、重要な国家海底インフラを保護するAUKUSパートナーの能力を大幅に強化し、最先端の警戒監視、偵察、打撃能力を展開し、兵站作戦を遂行し、さらには対潜戦、対水上戦、機雷戦、電子戦、および競合する沿海域機動における優位性を高めることを目的としている」という。
オーストラリアのリチャード・マールズ副首相兼国防相は、この提携を「重大な節目」と呼んだ。
マールズ氏は土曜日、「我々が共同で水中ドローン向けのさまざまな最先端センサーや兵器システムを製造することにより、我が国の軍隊に極めて先進的な戦場技術を迅速にもたらすことになる」と語った。
この提携の第3段階はオーストラリアでの潜水艦建造であり、2040年代初頭の配備を目指している。
マールズ氏は、オズボーン造船所に潜水艦建造所を建設する取り組みが進んでおり、これは同国の歴史上、単一としては最大の産業プロジェクトになると指摘した。
さらにマールズ氏は次のように語った。「これは海軍創設以来、100年以上の歴史の中で我が国の防衛力を最も大きく向上させるものだ。米英との連携があってこそ達成できるものであり、これを実現するために尽力してくれたピート(ヘグセス氏)とジョン(ヒーリー氏)の両氏には心から感謝している」。
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