【閲覧注意】本記事には、残酷に見える動画が添付されています。ご注意ください。
中国メディアによると、今年2月9日、中国貴州省銅仁市にある家屋が火災となり、火は近くの豚小屋に燃え移った。この火災から自力で逃げ出した豚2頭のうち、「軽傷」とされていた豚のほうは後に死に、皮膚の一部が焼け焦げるほど「重傷」とされる方が生き残ったという。
火事から生き残った子豚が全身にやけどを負いながらも、懸命に生きている、というこの「最も頑強な豚」と題される動画がSNSにも拡散されている。
動画内のナレーション(中国語)の一部を紹介する。
「子豚は全身にひどいやけどを負っていた。皮が焼け、焦げたところがくるりと剥け、なかには皮ごと焼き尽くされた部位もある。画面越しでも、焼いた豚肉のにおいがしてきそうだ」
「そんなひどい姿の子豚を見た飼い主は、感動して涙を流した。この子の面倒をしっかりと見ようと心に決め『強い豚』と名付けた。名前通り、この子豚は本当に強い子だった。体が早く回復するよう、飼い主は栄養のあるエサを毎日与え、その傷だらけの体に薬をつけた」
「飼い主の細心の保護の下で、子豚はよく食べ、どんどん回復していった。またこの子は、その辺の他の豚のように、食べたら寝るだけという生活はしていない。この子は体が早く回復するよう、毎日山の方へ一周、お散歩してくるそうだ。この子豚の強い精神に(人間も)見習うべきだ」
(関連動画はこちら、閲覧はご注意ください)
動画のなかの子豚の姿は、実に痛々しいものだが、その懸命に生きようとする姿は感動的だった。
「私たち人間も、人生に生き詰まったり、また元気がなくなった時でも、この子豚のように、よく食べて、よく寝た後、山の方へ一周お散歩してくるといいかもしれない」。動画を閲覧した多くのネットユーザーが、そう思ったという。
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