「カネがないから今年は家にいろ」中国の重要会議を前に、各地で異議者が次々と「自宅監視」に? 財政難で強制旅行も取りやめ、体制維持すら節約の時代に入った。
EU要人の訪中にあわせ「中国共産党の人権侵害」を訴えた市民が次々拘束され、国際社会への訴えは、弾圧という代償を受け、中共は今日も、抗議の声を次々と消す。
奪われた人生と人権への叫びは、欧州に届くのか──EUトップの訪中を前に、上海の陳情民たちが涙の直訴。「家も、家族も奪われた」
上海に住む複数の陳情民が、当局によって不当に自宅軟禁されている。上海市民の丁水萍さんは、1か月間も自宅に閉じ込められ、食料が尽きたという。
今年も中国共産党にとっての建国記念日(10月1日)が近づいている。その敏感な日を控えるなか、北京では恒例の「陳情民の排除」が行われている。
人権活動家や当局に対する異見者、さらには地方政府の不正を中央に訴える陳情民を親に持つ子供たちが「学校へ行けない」など、不当な扱いを受けている。