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人権問題 中共は今日も、抗議の声を次々と消す

国際社会に訴えた代償? EU要人訪中に合わせ中共当局が市民を次々拘束

2025/07/28
更新: 2025/07/28

欧州連合(EU)のフォン・デア・ライエン欧州委員会委員長とコスタ欧州理事会議長(EU大統領)が7月24日に訪中したのにあわせ、中国・上海では複数の市民が「中国の人権状況は劣悪だ」と訴えると同時に、欧州要人の来訪を歓迎するメッセージも記された横断幕を掲げた。

市民らは、中国国内で続く深刻な人権侵害に、国際社会が目を向けるよう訴えたが、その穏やかな呼びかけすら、当局にとっては許容されなかった。訴えは発せられた直後に、言論弾圧という形で封じ込められた。

陳情民(強制立ち退きなどの被害を訴える市民)として知られる彼らは、ネットに掲載した抗議写真を理由に「国家のイメージを傷つけた」と糾弾され、警察署に連行された上、長時間にわたり食事すら与えられなかったという。

また、一部の拘束された陳情民とは、いまだに連絡が取れず、安否が懸念された。

国際社会に向けた陳情民の訴えは、再び中国共産党当局による露骨な言論弾圧によって封じ込められた。だが、彼らの叫びは本当にかき消されたのだろうか。正義の声が国境を越えて届く日は、いつ訪れるのだろうか。

 



「家も家族も奪われた」欧州トップ訪中に上海市民が中共の人権侵害を訴え

奪われた人生と人権への叫びは、欧州に届くのか──EUトップの訪中を前に、上海の陳情民たちが涙の直訴。「家も、家族も奪われた」

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!