中国 わずか1か月前にも陝西省で「空中の街」

雲の上に「もう一つの街」 中国・瀋陽の空に謎のビル群

2026/08/25
更新: 2026/08/25

空に街や建物が浮かんで見える「蜃気楼(しんきろう)」。中国で再び、まるで雲の向こうに「もう一つの街」が現れたような、不思議な光景が撮影された。

8月24日午前7時半ごろ、瀋陽市を流れる渾河に架かる橋から、厚い雲の上にビル群の輪郭が浮かび上がる光景が目撃された。まるで空に「もう一つの街」があるような幻想的な光景に、人々は足を止めて撮影し、「蜃気楼ではないか」と話題になった。

中国では近年、こうした不思議な光景が各地で撮影されている。7月22日には陝西省咸陽市の上空に、高層ビル群が幾重にも重なり、宙に浮かんでいるような光景が現れ、SNSで大きな話題となった。

 

空中に街が浮かんでいるように見えた蜃気楼。幻想的な光景がSNSで話題を集めた。 (2026年7月22日、中国・陝西省咸陽市彬州/動画より)

 

瀋陽でも2021年、商業施設の上から2本の光の柱が雲に向かって伸び、途中に横線が並んだことで、巨大な「空へのはしご」のように見える現象が撮影されている。

蜃気楼は古くから中国の書物にも記録されている。北宋時代の書物『夢渓筆談』には、宮殿や城、人や馬車だけでなく、その声まで聞こえたとする蜃気楼の記録が残されている。

現在科学では、蜃気楼は気温差によって光が屈折し、遠くの景色が別の場所に映って見える自然現象と説明されている。しかし、映し出された景色の元となる場所が特定できない例も少なくない。このため、「蜃気楼は別の空間や世界の景色が映し出されたもの」とする説もある。

蜃気楼は古くから世界各地で目撃されてきた現象である。科学で説明されている一方で、多くの謎を残していることもまた事実である。

 

「空へのはしご」のように見える光の柱。(2021年9月8日、中国・瀋陽市/ネットより)
李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!