アメリカのトランプ大統領は6月11日、ホワイトハウスで、イランとの紛争終結に向けた合意について、すでに大筋でまとまっており、現在、交渉担当者が最終調整を進めていると明らかにした。署名は数日以内にヨーロッパで行われる可能性があるとしている。
トランプ大統領は「先ほど、イランとの紛争に関して重要な合意案に達した」と述べたうえで、文書の最終確定は数日以内に完了する見通しだと説明した。また、署名式の場所については「おそらくヨーロッパになる」と述べた。
さらに、「株式市場は1千ポイント上昇した。合意が前向きに受け止められていることを示している」と話した。
また、この合意は現在、覚書の形式となっており、イランは核兵器の開発や取得を行わないことにすでに同意していると説明した。核問題は政権として重視してきた課題だとしている。
トランプ大統領は、イランが核兵器を保有しないだけでなく、いかなる形でも取得や開発を行わないことに同意していると述べた。
さらに、「文書は詳細な内容で、一部に詰めの段階の部分はあるものの、最終的には実行に移される」としたうえで、「関連文書はほぼ完成しており、近く署名する見通しだ」と述べた。
中東各国との外交調整の動き
また、イスラエルやカタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、バーレーン、クウェートなどの首脳と電話会談を行ったことを明らかにし、近くトルコの指導者とも会談する予定だとした。
署名式については、自身は出席せず、バンス副大統領を派遣する考えを示した。署名は早ければ今週末にもヨーロッパで行われる可能性があるとしている。また、合意が成立した場合、ホルムズ海峡は再び開放されるとの見方を示した。
一方、イラン側は、こうした合意について現時点で公式な確認はしていない。イラン外務省の報道官は国営通信に対し、最終合意に関する報道について「憶測にすぎない」と述べ、最終決定はまだ行っていないと説明した。
また、記者からイランの最高指導者が合意を承認するか問われたのに対し、トランプ大統領は「私の理解ではイエスだ」と述べた。
トランプ大統領はさらに、アメリカが最近行った軍事行動が、イラン側が合意に前向きな姿勢を示すきっかけになったとの認識を示した。これまで示唆していたイランのハールク島への軍事行動については、現時点では見送られているとしている。
また、「ここ数日、激しい攻撃を行ってきたが、今夜予定されていた攻撃はさらに強力なものになるはずだった」と述べ、双方が合意に近づいていることを踏まえ、木曜夜に予定していた攻撃を中止したと明らかにした。さらに、攻撃の内容について事前にイラン側に伝えていたとも説明した。
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