トランプ米大統領は29日、米国はイランのあらゆる動向を把握しており、「ピックアックス山」の核施設を厳重に監視していると語り、イランをけん制した。
トランプ氏は「われわれは世界最高の宇宙軍を擁しており、世界で最も優れた監視能力であの場所を見ている」「『ピックアックス山』で何が起きているのか、私はすべて把握している。大した問題ではない」と述べた。
また、トランプ氏はFoxニュースの取材に対し、イランとの協議は非常に順調に進んでいるとの認識を示した。一方、交渉が決裂すれば「ピックアックス山」を攻撃する考えも強調した。
我々は彼らの核施設を破壊した。合意に至らなければ、『ピックアックス山』を始末しなければならない。合意できなければ、あの施設を制圧するのは極めて容易だ」
トランプ氏のこの発言は、イスラエルのネタニヤフ首相が訪米しているタイミングで飛び出した。
複数の関係筋によると、ネタニヤフ首相は今回、イランの「ピックアックス山」の核施設に関する最新情報を携え、イランが同施設の拡張工事を進めているほか、交渉に真剣に臨む姿勢を見せていないと説明したという。
米紙ニューヨーク・ポストによると、イスラエルはイラン政権がミサイルおよび無人機開発計画を再建していることを示す証拠も提示する方針だという。
トランプ氏はこれに先立ち、米国が「近いうちにピックアックス山」に対して「極めて激しい」攻撃を実施する可能性があると発言し、イランには「それを阻止する術はない」とも強調していた。
以前米イラン間の「了解覚書」が決裂した後、タイムズ・オブ・イスラエルは、仲介交渉に関与する中東諸国が、米国とイランは覚書を復活させる新たな合意に近づいているとの見方を示したと報じた。ただ、その具体的な内容については、今後ホワイトハウスによる確認が待たれる。
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