ヘグセス米国防長官は21日、上院歳出委員会で証言し、中国共産党(中共)とロシアが米イラン戦争中、イランによる一部の活動を支援していたと述べた。
同日、ヘグセス氏とダン・ケイン米統合参謀本部議長は、追加歳出要求を審議する上院歳出委員会の公開公聴会に出席した。トランプ政権は、軍事支出に充てる数百億ドル規模の予算を議会に求めており、議員らの説得を進めている。
公聴会で、ジョン・ホーベン上院議員は、米イラン戦争で中共とロシアがイランを支援しているのかとヘグセス氏に質問した。これに対し、ヘグセス氏は「両国はいずれも、形や程度は異なるものの、イランが一部の活動を実行できるようにしている」と答えた。
「われわれには抑止のための多くの手段がある。ただ、その深さや範囲は機密として扱うべきだ」とヘグセス氏は述べた。
ホーベン氏が中共とロシアの役割について、ケイン氏にも同じ質問をしたところ、ケイン氏は、公の場でこの問題に答えることは控えたいと述べた。
CNNは4月、米情報機関の情報に詳しい関係者の話として、中共がイランに新たな防空システムを引き渡す準備を進めていると報じていた。
また今年3月には、複数のメディアが、米情報機関の情報として、ロシアがイランに対し、中東地域に展開する米軍部隊や艦艇、航空機の位置と動向に関する情報を提供していると報じた。
ヘグセス氏は3月末、国防総省で行われた記者会見で、アメリカのライバルがすべきではないことを行っており、中東における米軍資産の配置に関する情報やインテリジェンスをイランに提供していると述べていた。
21日の公聴会で、ケイン氏は上院議員らに対し、アメリカが直面する世界的な脅威と、議会が米軍への予算措置を承認する重要性を強調した。「アメリカ合衆国は中東、ヨーロッパ、太平洋地域で、核・非核の双方を含む一連の世界的な軍事課題に直面している。さらに、テロの脅威も続いている」。
さらに、アメリカのライバルは自らの利益のために協力し、複数の領域で同時にアメリカに挑戦していると説明した。彼らは情報、作戦能力、技術を共有しており、戦争の進行を加速させているという。
同氏は「米国民は、戦争の性質が変化していることを理解しなければならない」と述べ、現在の戦場は「海底からサイバー空間にまで及んでいる」と警告した。
そして、「われわれは、こうしたすべての領域で戦う準備を整えなければならない」としている。
ヘグセス氏は公聴会で、イランにはなお一定の軍事能力が残っているものの、アメリカの攻撃によって、イランの軍事力は過去10年、あるいは過去47年間で最も低い水準にまで低下したと述べた。
その上で、米軍がイラン軍に与えた壊滅的な打撃は、議会が追加の軍事行動に必要な予算を承認する必要性を示しているとの考えを示した。
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