「どうしよう~?」と今にも泣き出しそうな顔で訴えるのは、被害者の女子学生・王さん。(中国重慶市)
「ペットのオウムに眉毛を1本残らず抜かれた」という王さんの身に起きた「悲劇」は、中国SNSで共有されて話題になった。
ついには、クリスマスイブの日(24日)に中国SNSのトレンド入りしている。
中国メディア「九派新聞」によると、「犯人」のオウムは現在1歳(人間に換算した年齢は10歳)の完全室内飼いだ。
事件が起きた日、王さんは自宅で宿題に追われていたため、オウムのする事にまで気が回らなかったし、気にしなかったというのだ。
「そりゃ最初は痛かった。だが、次第に痛みを感じなくなり、マッサージをしてくれているのかなとすら思った。テーブルの上いっぱいに落ちた眉毛を見ても気にしなかった」という、かなりタフな神経の持ち主である王さん。
「眉毛はいっぱいあるから、遊ばせてやろうじゃないか」と、鏡を見るまで実に穏やかだった王さん。
しかし、オウムのやりたい放題をほったらかしにした結果、やはり大変なことになった。
王さんは2、3時間後、ふと鏡の前を通った時、眉毛が全滅していたことにようやく気付くのだった。
「自分はめったに化粧をしないし、眉毛なども書かない。どうしよう~? 眉毛が全部なくなったよ~」と、王さんはこの残酷過ぎる事実に多大なるショックを受け、号泣したという。
一度は塞ぎ込んだ王さんだが、友人からたくさんの慰めをもらい、今はこの事実を受け入れたという。
聞けば、オウムは「常習犯」のようで、毎日、少量ではあるが王さんの眉毛か、髪の毛を抜いてきたというのだ。
ちなみに、王さんの父親は坊主で髪の毛がなく、いつもオウムに頭を突っつかれているそうだ。
「まさか奴は私の眉毛を一気に全部抜いてくれると思わなかった、今後は絶対に自分の眉毛や髪を触れさせない」と心に誓った王さん。
「事件」後は、眉毛を隠せる大きな帽子を買い、帽子の力でなんとかこの冬を乗り切ろうとしているそうだ。
「オウム事件」を聞きつけたユーザーからは、「うちで飼ってるオウムも同じことをやる」「3週間もすれば眉毛は生えてくるから大丈夫」といった共感と慰めの声が届いている。
ほかにも、「そのオウム、数時間でいいからレンタルしてほしい、こちらは脱毛したい」といった注文も多く寄せられているという。
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