中国 稀に見るタフな神経な持ち主の「被害者」

ペットのオウムに眉毛を1本残らず抜かれた女子学生 中国SNSトレンド入り

2024/12/26
更新: 2024/12/26

「どうしよう~?」と今にも泣き出しそうな顔で訴えるのは、被害者の女子学生・王さん。(中国重慶市)

「ペットのオウムに眉毛を1本残らず抜かれた」という王さんの身に起きた「悲劇」は、中国SNSで共有されて話題になった。

ついには、クリスマスイブの日(24日)に中国SNSのトレンド入りしている。

中国メディア「九派新聞」によると、「犯人」のオウムは現在1歳(人間に換算した年齢は10歳)の完全室内飼いだ。

事件が起きた日、王さんは自宅で宿題に追われていたため、オウムのする事にまで気が回らなかったし、気にしなかったというのだ。

「そりゃ最初は痛かった。だが、次第に痛みを感じなくなり、マッサージをしてくれているのかなとすら思った。テーブルの上いっぱいに落ちた眉毛を見ても気にしなかった」という、かなりタフな神経の持ち主である王さん。

「眉毛はいっぱいあるから、遊ばせてやろうじゃないか」と、鏡を見るまで実に穏やかだった王さん。

しかし、オウムのやりたい放題をほったらかしにした結果、やはり大変なことになった。

王さんは2、3時間後、ふと鏡の前を通った時、眉毛が全滅していたことにようやく気付くのだった。

「自分はめったに化粧をしないし、眉毛なども書かない。どうしよう~? 眉毛が全部なくなったよ~」と、王さんはこの残酷過ぎる事実に多大なるショックを受け、号泣したという。

一度は塞ぎ込んだ王さんだが、友人からたくさんの慰めをもらい、今はこの事実を受け入れたという。

聞けば、オウムは「常習犯」のようで、毎日、少量ではあるが王さんの眉毛か、髪の毛を抜いてきたというのだ。

ちなみに、王さんの父親は坊主で髪の毛がなく、いつもオウムに頭を突っつかれているそうだ。

「まさか奴は私の眉毛を一気に全部抜いてくれると思わなかった、今後は絶対に自分の眉毛や髪を触れさせない」と心に誓った王さん。

「事件」後は、眉毛を隠せる大きな帽子を買い、帽子の力でなんとかこの冬を乗り切ろうとしているそうだ。

「オウム事件」を聞きつけたユーザーからは、「うちで飼ってるオウムも同じことをやる」「3週間もすれば眉毛は生えてくるから大丈夫」といった共感と慰めの声が届いている。

ほかにも、「そのオウム、数時間でいいからレンタルしてほしい、こちらは脱毛したい」といった注文も多く寄せられているという。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!