脱走ワニ「残り2匹か」 洪水で逃げたワニのうち69匹を捕獲=中国 広東

2023/09/18
更新: 2023/09/18

このごろ、中国のネットを騒がせている「ワニ脱走事件」がいよいよ大詰めを迎えている。中国メディアによると「17日時点で計69匹を捕獲した」という。ただし、その69匹のうちどれほど射殺されたかは、はっきりしない。すべてを生きたまま捕獲したわけではないようだ。

今月9日~11日に起きた洪水の影響で広東省茂名市のワニ養殖場から、幼獣をふくむワニ75匹が脱走したとされており、残り2匹(成獣)の捕獲に現地当局は全力を挙げて捜索中だ。住民には引き続き「水辺への接近や水中での魚釣りをしないように」と呼びかけている。

いっぽう、水位上昇でワニが脱走した養殖池では、水位を下げるためにポンプで水を汲み上げるなどの対策が行われている。問題となったワニ養殖場は、食用のワニ肉と加工用の皮革を得るための施設である。

洪水で浸水した路地裏を「泳ぐ」脱走ワニ。(中国のSNSより)

 

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。