「これも洪水の副産物?」ワニが水没した道路を泳いでいる=中国 広州

2023/09/11
更新: 2023/09/11

このほど、中国では「街中にワニが出た」と話題になっている。ホンモノのワニが、洪水で水没した「道路を泳いでいる様子」などを捉えた複数の画像がSNSなどに投稿されて、地元市民はパニックになっている。いっぽう、現地当局はこれを「デマだ」と否定している。

今月7日、広東省各地で洪水が発生し、多くの地域が水没して「海」と化した。洪水発生の翌日(8日)、広州市の街中や住宅地の周辺に「ワニが出た!」という投稿がSNSに複数投稿された。

ネットユーザーによると、ワニの写真は世界最大のワニ養殖場(10万匹飼育)で名高い広州市番禺区にある「広州鰐魚(ワニ)公園」の近くで撮影されたもので、問題のワニは洪水の際にその「ワニ園」から逃げ出したものだという。

ネット上に流れている画像に映った3匹のワニは、体の模様など特徴がそれぞれ異なるため「少なくとも3匹は現れた」と見られている。

いっぽう「ワニ出現」の情報について、現地当局はこれを「デマだ」と否定している。ただし、当局の信用性がもともと低いため、その主張を信じないという市民も多いようだ。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。