HPVワクチンは子宮頸がん予防に有効で、その有効性は確かなデータに基づいていると主張する人は多いが、それらのデータは批判の余地を残しており、疑わしい。
2020年に発表された中国の研究では、549人の女性患者を対象とした後方的研究(過去の症例を集めて仮説を検証する研究)の結果、性的パートナーが多いほどHPV関連がんの発症リスクが高いことが判明した。
これまでの連載記事で、HPVワクチン接種後の死亡事例や傷害事例に関して科学的に分析してきた。しかし、そもそもHPVワクチンが根本的ながん予防になるのか。HPV感染と子宮頸がんの根本原因について考えなければならない。
子宮頸がん予防のHPVワクチン「ガーダシル 」一回投与あたりのアルミニウム用量上限850μgは、ワクチンの抗原性と有効性を高めることを実証するデータに基づいて導き出されたもので、安全性には基づいていない。
現在「HPV(子宮頸がん)ワクチンが生理食塩水だった」という話題が中国SNSのトレンド入りしている。
ラース・ヨルゲンセン博士は、HPVワクチン「ガーダシル」に関する研究のほとんどが、有害であることが知られているAAHSを比較対象として使用しているため、リスク・ベネフィット分析は不可能であると2018年の博士論文で結論付けている。
2009年のJAMA誌の記事によると、子宮頸がん予防のHPVワクチン「ガーダシル」が米国で発売された直後、FDAとCDCは2年以内に1,896例の失神を報告した。他のワクチンよりもかなり高い発生率だ。
メルセン博士は、HPVワクチン接種に関連した副作用が疑われる患者の臨床と研究の両方に携わってきた。患者たちの症状は、慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)に見られるものと共通している。
最も効果的なワクチンの1つとされるHPVワクチン(子宮頚がん予防)接種後に、それまで健康だった子供たちが重篤な傷害を負い普通に生活できなくなった事例に関して、エビデンスとなる文書を紹介していく。