「そんな人が道路を走っているのか……」
中国SNSで不安と衝撃の声が広がっている。山西省の自動車教習所で、お金を払えば運転免許を取得できる不正の実態が、中国メディアの潜入取材で明らかになった。
問題となったのは、山西省呂梁市臨県の「一帆駕校」。SNSでは「文字が読めなくても合格できる」「四科目すべて通過可能」といった宣伝が行われ、通常の数倍にあたる約1万3千元(約31万円)を支払って受講者を集めていた。
取材によると、筆記試験では受験者に「マウスを動かすふりだけしていればいい」と指示していた。実際にはマウスはパソコンに接続されておらず、試験システムは別人が遠隔で操作し解答を進めていたという。
受験者の一人は「カーソルが突然勝手に動き出し、次々と問題が解かれていった」という。
さらに実技試験でも、本来は教官が合否に影響するような指示や介入をすることは認めていないが、試験中に手で合図を出したり、運転を誘導するような関与が行われていた疑いがある。
身体検査も形式的で、聴力や手足の動きなど本来必要な検査は行われないまま、「正常」と記入していたという。
報道後、中国SNSでは「こんな免許制度で大丈夫なのか」「事故が増えるのも当然だ」といった不安の声が相次いでいる。
人の命に直結する運転免許制度にまで不正が入り込んでいた今回の問題は、交通安全そのものへの信頼を揺るがす事態となっている。
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