中国 離婚後に家族襲い街で無差別襲撃

また中国で無差別襲撃 当局沈黙 動画削除

2026/07/05
更新: 2026/07/05

山東省滕州市で無差別襲撃事件が起きた。現地では少なくとも7人が負傷したとの情報が流れているが、当局は事件について公式発表を行っておらず、全容は明らかになっていない。

ネット上に拡散した動画では、事件現場とされる商業施設前に複数の救急車が駆け付け、負傷者の搬送が続いていた。別の映像には、白い服の男が警察に取り押さえられ、連行される場面も映っていた。

現地からの情報では、男は離婚をきっかけに「社会への報復」を図り、まず自宅で母親を切りつけた後、路上で通行人を無差別に襲ったという。少なくとも7人が負傷し、その中には幼い子供を抱いた母親も含まれていたとの情報がある。

一方、被害者数や犯行の動機はいずれもネット上の情報で、独立した確認は取れていない。

当局は事件について公式発表を行っておらず、関連する投稿や動画も次々と削除されているため、事件の全容はいまも明らかになっていない。

近年、中国では学校や商業施設、路上などで不特定多数を狙った無差別襲撃事件が相次ぎ、「社会への報復」とされる事件は、もはや珍しいニュースではなくなってしまった。しかし、事件のたびに情報は統制され、やがて人々の記憶から忘れ去られていく。その異常な日常こそが、いまの中国社会を物語っている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!