中国 「20年前の検索エンジン以下」と中国メディアも批判

中国AI「豆包」で初歩的ミス 歴史人物検索に俳優画像 SNSトレンド入り

2026/05/08
更新: 2026/05/08

「20年前の検索エンジンでも、ここまで初歩的なミスはしないだろう」

中国メディアまでこう批判せざるを得ない騒動となったのが、中国IT大手・バイトダンスが提供するAIサービス「豆包(ドウバオ)」の誤表示問題だ。

利用者が、中華民国の第2代大総統・黎元洪(れい・げんこう) を検索したところ、表示されたのは中国の人気俳優・范偉(ファン・ウェイ)の画像だった。

しかも、「豆包」は有料サービスを始めたばかりだった。中国ネットでは、「歴史人物を調べたのに、なぜ俳優が出てくるのか」「お金を取るなら、せめて正確に答えてほしい」といった不満の声が広がり、関連トピックは中国SNS・微博(ウェイボー)のトレンド入りした。

中国メディア「澎湃新聞」も、「20年前の検索エンジンでも、ここまで初歩的なミスはしないだろう」としたうえで、「有料サービスなら最低限の正確性を保証すべきだ」と指摘。AIの精度や責任をめぐる議論にも発展している。

騒動の拡大を受け、豆包側は、「ネット上で俳優を使った画像が広く出回っていたため、AIが間違えた」と説明し、「現在は修正済み」としている。

ネット上では、「AIは便利だが、自信満々に間違えるのが怖い」といった声も出ている。今回の騒動は、急速に普及するAI検索の信頼性を改めて問いかける形となった。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!