「20年前の検索エンジンでも、ここまで初歩的なミスはしないだろう」
中国メディアまでこう批判せざるを得ない騒動となったのが、中国IT大手・バイトダンスが提供するAIサービス「豆包(ドウバオ)」の誤表示問題だ。
利用者が、中華民国の第2代大総統・黎元洪(れい・げんこう) を検索したところ、表示されたのは中国の人気俳優・范偉(ファン・ウェイ)の画像だった。
しかも、「豆包」は有料サービスを始めたばかりだった。中国ネットでは、「歴史人物を調べたのに、なぜ俳優が出てくるのか」「お金を取るなら、せめて正確に答えてほしい」といった不満の声が広がり、関連トピックは中国SNS・微博(ウェイボー)のトレンド入りした。
中国メディア「澎湃新聞」も、「20年前の検索エンジンでも、ここまで初歩的なミスはしないだろう」としたうえで、「有料サービスなら最低限の正確性を保証すべきだ」と指摘。AIの精度や責任をめぐる議論にも発展している。
騒動の拡大を受け、豆包側は、「ネット上で俳優を使った画像が広く出回っていたため、AIが間違えた」と説明し、「現在は修正済み」としている。
ネット上では、「AIは便利だが、自信満々に間違えるのが怖い」といった声も出ている。今回の騒動は、急速に普及するAI検索の信頼性を改めて問いかける形となった。
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