WHO「2050年にはがん患者が77%増加」と警告…ワクチンや不特定多数との性行為も要因か

2024/02/06
更新: 2024/02/21

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は1日に報告書を発表し、2050年に新たにがんと診断される患者数は、2022年に比べて77%増え、3500万人を超えると述べた。専門家らは新型コロナワクチン接種や不特定多数との性行為なども、がん増加要因の可能性があるとしている。

IARCによれば、2022年には約2千万人が新たにがんと診断され、約970万人が命を落とした。そのうち肺がんが最も多く、女性の乳がん、大腸がん、前立腺がん、胃がんと続くとした。

2050年には世界の新規がん患者数が3500万人以上に達すると予測。増加が最も多いのは先進国で、2050年には2022年と比べて新規患者数が480万人増える可能性があるとしている。

「世界で急速に増加している腫瘍負荷は、人口の高齢化と増加、危険因子への暴露の変化を反映しており、その一部は社会経済的発展に関連している。タバコ、アルコール、肥満はがん罹患率増加の主な要因であるほか、大気汚染も挙げられる」とした。

増加するがん罹患

米国癌協会(ACS)も1日、報告書を発表し、米国における今年の新規がん患者数が初めて200万人を超えると予測した。これは、1日におよそ5500人が新たにがんと診断されることに相当する。

また、特定のがん罹患率が上昇していることも判明。35歳以下の大腸がん、ヒトパピローマウイルス(HPV)に関連した口腔がん、女性の肝臓がん、30歳から44歳の女性の子宮頸がんなどが増加していることが観察された。

こうした子宮頸がんや口腔がんの増加は、不特定多数との性行為が要因の可能性がある。エポックタイムズのコラムニストで感染症専門医の董宇紅医師は「ここ数十年、若くして性行為を行い、複数の性的パートナーを持つ傾向が現れており、がんを引き起こすHPVの感染への確率が高まっている」と述べた。

ACSの報告書はまた、がん罹患年齢が低下していると指摘。1995年には、65歳以上ががん診断の61%を占めていた。これが2019〜2020年には58%に減少した。「対照的に、50歳から64歳の人々ががんと診断されるケースが増えている」とした。

65歳以上、50歳から64歳、50歳未満の3つの年齢層のうち、1995年から2020年にかけてがん罹患率が上昇したのは50歳未満のみでだった。

ワクチン接種後のがん発生率が急増

近年では、若年層などに新型コロナのワクチン接種後に急激に進行する「ターボ癌」が確認されている。

米名門イェール大学の疫学名誉教授ハービー・リッシュ博士は、エポックタイムズの「米国思想リーダー」に出演し「臨床医は非常に奇妙なことを目にしている。例えば、がんの家族歴のない25歳に結腸がんだ。結腸がんの仕組みの既知のパラダイムからすると基本的にあり得ない。そして、他の非常に若い人たちにも潜伏期間が長いがんが見られる」と述べた。

リッシュ氏の見解では、健康な人であれば免疫力があるため、がんと戦うことができるが、免疫機能が低下すると免疫細胞の力が低下し、がん細胞の増殖につながることになる。

「しかし、一部の人はコロナワクチン接種により免疫系に様々な程度のダメージが及ぼされた」との見解を示した。

大紀元日本 STAFF
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