上海市衛生当局は25日、市内で中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染者3人を確認したと発表した。中山医院、同済医院など、市内の20以上の病院は一般外来と救急外来を中止した。
当局は、防疫対策の一環で病院の外来診療を停止したと説明。
また、当局は、浦東新区と青浦区の計3カ所の集合住宅地を「中度の感染リスク地区」と指定し、封鎖した。
いっぽう、SNS上では、製薬世界大手の英グラクソ・スミスクライン(GSK)の上海支社ビルが閉鎖されたという情報が流れた。一部のネットユーザーは、同社の幹部が各病院の関係者と会食したことが理由だと指摘した。
GSKの上海支社は大紀元の取材に応じなかった。
同社が位置する上海市黄浦区西蔵中路の住民は27日、「GSKのビルは3日間封鎖された。ビルにいた数千人の従業員はPCR検査を2回受けたようだ。今朝、封鎖が解除された」と大紀元に語った。
市当局は同日、25日に報告された3件の感染事例について、いずれも感染力の強いデルタ株が検出されたと明らかにした。感染者3人のうちの1人は製薬会社の財務部門の従業員で、病院側と業務上の直接的なやり取りはなかったという。
(翻訳編集・張哲)
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