【大紀元日本5月27日】北朝鮮軍部は24日、日本海に向けて数発の短距離ミサイルを試射した。韓国国防省によると、今回の試射は通常の軍事演習によるもので、朝鮮半島と日本列島の安全保障には直接の脅威はないという。BBCなどが伝えた。
軍事情報筋などによると、今回試射された短距離ミサイルは、中国製の地対艦ミサイル「シルクワーム」である可能性が高いものの、新型であるとの見方も捨てきれないという。
北朝鮮の今回の「恫喝」意図について、二つの見方がある。一つには、韓国海軍が23日、米軍からの協力を得て初のイージス艦艇を就航させたことに対する報復措置だ。二つには、マカオのバンコ・デ・デルタの「将軍様預金」を解凍させることと北の核燃料再処理施設の閉鎖とをリンクさせる動きに反発するためだ。
北は、2005年7月に長距離弾道ミサイルを日本海に試射して国際的な反発を呼んだが、4月のピョンヤンでの軍事パレードでも米軍のグアム基地を射程にした長距離ミサイル「テポドン2号」などを展示しており、極東の安全保障に影響するものとして国際社会は懸念している。
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