リンゼイ・グラハム米上院議員 71歳で逝去

2026/07/12
更新: 2026/07/12

同議員の事務所は、「短期間の急な病気」が原因で逝去したと発表した。

リンゼイ・グラハム米上院議員(共和党、サウスカロライナ州選出)が11日(土)の夜、「短期間の急な病気」により逝去した。同議員の事務所が声明で明らかにした。

Xに投稿された声明には、「7月11日(土)の夜、米国上院議員のリンゼイ・グラハムが短期間の急な病気のため逝去した。グラハム議員の遺族は、この極めて困難な時期における祈りに感謝するとともに、プライバシーへの配慮を求めている」と記されている。

現在71歳だった同氏は、2002年に上院議員に初当選した。トランプ大統領の2期目の任期中、グラハム氏は緊密な同盟相手であり、イラン政権に対する大統領の軍事行動を支持していた。

長年にわたり対イラン強硬派として知られたグラハム氏は、多くの功績の中でも、イランを孤立させ、そのミサイルおよび核計画を制限することを目的とした政策を支持するという遺産を残した。

このニュースを受け、米連邦議会の同僚議員から世界各国の指導者に至るまで、同議員への哀悼の意が瞬く間に寄せられた。

トランプ大統領は「Truth Social」への投稿で、グラハム氏を「私がこれまでに知る中で最も偉大な人物、そして上院議員の一人」と称賛した。

トランプ氏は「彼は常に働き続け、真の米国の愛国者であった。リンゼイがいなくなるのは、非常に寂しいことだ。本当に悲しい」と述べた。

ジョン・スーン上院多数党院内総務(共和党、サウスダコタ州選出)は声明で、重い胸の内を明かした。「リンゼイが空軍および議会で残した、長きにわたる献身的な奉仕の足跡は、世界の隅々にまで及んでいる。彼は米国の強力な代弁者であり、世界中の自由を愛する国々にとっての力強い同盟相手であった。世界で善を成し遂げるための米国の力を信じ、その大義を前進させることに生涯を捧げた」

サウスカロライナ州のヘンリー・マクマスター知事は、グラハム氏を「かけがえのない存在」とし、「サウスカロライナ州と米国にとって最も猛烈な戦士であり、忠実で揺るぎない友人であった」と評した。

イスラエルのネタニヤフ首相もグラハム氏の遺族に哀悼の意を表した。「イスラエルは最も偉大な友人の一人を失った。米国は偉大な愛国者を失った。私は最愛の友人を失った」と首相は述べた。「彼の価値観とイニシアチブが、今後も我々を勝利と平和へと導き続け、彼の記憶が永遠に祝福されんことを」

グラハム氏は独身で、サウスカロライナ州セネカに居住していた。1990年代にサウスカロライナ州下院議員として初めて公職に選出され、その後、連邦下院議員を務めた。

直近では上院予算委員会の委員長を務めていたほか、上院歳出委員会、上院司法委員会、上院環境・公共事業委員会の委員も歴任した。

今年11月の選挙では、5期目を目指して上院議員選に立候補する予定であった。

グラハム氏は、ウクライナのキーウへの訪問から帰国したばかりだった。現地時間の7月10日、彼は超党派の新しい法案「ロシア制裁法(Sanctioning Russia Act)」を発表していた。この法案は、ホワイトハウス、および上院外交委員会のリチャード・ブルーメンソール議員(民主党、コネチカット州選出)、ジーン・シャヒーン議員(民主党、ニューハンプシャー州選出)、ロジャー・ウィッカー議員(共和党、ミシシッピ州選出)との間で、数ヶ月にわたり交渉が進められていたものである。

議員らは共同声明で、「トランプ政権との間で、最新のロシア制裁法案を前進させる合意に達したことを誇りを持って発表する。この大きな進展を非常に喜ばしく思っており、間もなく法案を公表できる見込みだ」と述べた。

さらに、「この法案により、米国はロシア産の原油や天然ガスを購入し、プーチンの戦争機械に資金を供給している当事者に対して制裁を科すことが可能になる」と言い添えた。

世界のニュースを取材・編集する記者。環境調査の経験あり。