政府は、経済財政運営の基本方針である「骨太の方針」原案について、日本銀行の独立性に配慮した文言へと再修正する方向で調整に入った。市場の動揺を受け、金融政策の政治的関与との受け止めを払拭する狙いがある。
修正を巡り、城内実経済財政担当相と片山さつき財務相は7月10日の閣議後記者会見でそれぞれ見解を示した。
問題となったのは、先月30日に公表した骨太の方針の原案である。日銀の利上げ判断を事実上けん制する内容と受け止められ、金融市場では政府による政策誘導への警戒感が拡大。この影響もあり、長期金利は一時2.9%まで上昇し、いわゆる「骨太ショック」として報じられた。
片山さつき財務相は記者会見で「いわゆる『骨太ショック』と報じられている状況は事実として認識している」と述べたうえで、「現在、与党内で文言の調整を進めている」と説明した。
また、城内実経済財政担当相は「政府が利上げや利下げの時期や幅について、あらかじめ方向性を日本銀行に示すことはない」と強調し、金融政策の独立性を尊重する姿勢を明確にした。
政府は今月末までの閣議決定を目指しており、修正案では日銀の自主性尊重と透明性確保を定めた日銀法第3条を脚注で引用する方向で調整している。
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