NTTドコモが2025年1月2日、サイバー攻撃を受け、複数のサービスに障害が発生したことを発表した。
NTTドコモは1月2日午前5時27分頃から、大規模なDDoS(分散型サービス拒否)攻撃を受けた。この攻撃により、同社が提供する複数のサービスでシステム障害が発生し、利用者に影響が出ている。
攻撃の影響で、以下のサービスに障害が発生した。
・ポータルサイト「goo」サービス全般
・プロバイダー「OCN」トップページ
・dメニューニュース
・映像配信サービス「lemino」の検索機能
・d払いショッピング 検索機能
・ゴルフのラウンドサブスク「GOLF me」
等
現状と対応
NTTドコモは、大量のデータを送りつけるサイバー攻撃によってネットワークが混雑していると説明している。現時点で復旧の見通しは立っておらず、同社は状況の把握と対策に努めている。
なお、テレビ朝日の報道によると、NTTドコモは、「d払い」の決済機能については一時的な使用困難が報告されたものの、既に回復していると発表している。この障害とサイバー攻撃との関連性については現在確認中。
最近の類似事例
この事態は、最近日本で相次いでいるサイバー攻撃の一環と見られている。2024年12月末には日本航空(JAL)が攻撃を受け、国内線と国際線に遅れや欠航が発生した。また、三菱UFJ銀行、りそな銀行、みずほ銀行などの金融機関でもインターネットバンキングに障害が起きている。
この一連のサイバー攻撃は、日本の重要インフラに対する脅威であり、今後も警戒が必要な状況が続くと予想される。
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