中共軍の軍事活動が活発化 台湾で153機の戦闘機 与那国島沖では空母「遼寧」

2024/10/15
更新: 2024/10/15

ここ数日、中国共産党(中共)軍の日本周辺での活動が活発になっている。

ロイター通信によると、中国人民解放軍は14日、台湾を包囲する形で大規模な軍事演習を実施した。15日、台湾国防部(国防省)は1日としては過去最多の153機の中国軍機の活動を確認したと発表した。

また14日に与那国島(沖縄県)の南約460kmの海域では、中共海軍空母「遼寧とレンハイ級ミサイル駆逐艦が2隻現れている。海上自衛隊は15日、Xの公式アカウントによると13日空母「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を確認し、航空自衛隊は戦闘機の緊急発進などの対応を行ったことを投稿した。

ロイター通信によると、青木一彦官房副長官は15日午前の会見で、中共軍の台湾周辺での軍事演習に対し、「中国に対し懸念を伝達した」と述べた。

青木官房副長官は、13日にも「中国は近年、我が国周辺における軍事活動をますます拡大、活発化させている」と指摘。政府としては、周辺海域における中国海軍艦艇の動向について引き続き注視していくとともに、情報の収集、警戒・監視に万全を期していく考えを示していた。