反政府言論などのインターネットへの書き込みを理由に警察に事情聴取され、病院へ連れていかれ強制的に血液検査を受けさせられた中国貴州省貴陽市のある市民は、「臓器が悪い」おかげで、臓器収奪に遭わずに命拾いしたことがわかった。
オランダ在住の人権活動家、姚麗娟さんは23日、Xにそんな「危うく臓器狩りに遭いそうになった」友人の話について伝えた。
その友人というのは、海外のルートから中国に関する多くの真相を知っているため、中共(中国共産党)が望まない真相を中国のSNSに頻繁に投稿してきたため、これまでに何度も現地警察に連行されているのだという。
「2020年の時、私の友人は別の男性と共に、地元で警察によって事情聴取され、血液検査を受けさせるために強制的に病院に連れて行かれた。病院の医師は2人に面と向かって、医師は『2人とも臓器が良くない』と独り言をつぶやいていた」
「友人の経歴は中国に臓器狩りが存在していることを証明するものだ、中国当局はいまやほしい臓器を見つけ出そうといろんな方法使ってしらみつぶしに探している」と姚さんは書いた。
「臓器狩り」
近年、中国共産党による「臓器狩り(臓器収奪)」の犯罪は世界中で知られるようになった。その被害者は法輪功学習者から始まり、今や加えて、反体制派、失踪した学生や若者、子供が含まれている。
法輪功の情報を伝える「明慧ネット」によると、先月31日、山東省膠州市公安局の中雲派出所に所属する5人の警察官は、現地の法輪功学習者・隋美彩さんの自宅の塀を乗り越えて侵入し、彼女に対する採血を強要した。
今月も中国貴州省にある学校(「貴州鋁業技師学院」)の新入生が血液検査を受ける動画がネットで拡散され、
「子供たちの生物学的情報を収集して、何に使うのか?」
「子供たちが臓器狩りの被害者になるのではないか」
「採血で希有な血液型と判明したり、移植を受ける人の条件とマッチングしてしまったら、その子は突然消されるかもしれない(臓器狩りに遭う)」
といった懸念が噴出し、学校側の動きに生徒、保護者から反発の声が広がっている。
先月、中国共産党による臓器収奪の唯一の生存者である、中国の法輪功修煉者の程佩明氏が、米ワシントンで記者会見を開き、自身が刑務所に収容されていた時に中国共産党によって本人の同意なく肝臓を摘出された経験を明らかにした。
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