Jorge Otaola
[ブエノスアイレス 12日 ロイター] – アルゼンチン中銀は11日夜、基準金利を従来の100%から80%に引き下げた。昨年12月のミレイ大統領の就任以来、高インフレの鈍化、減少していた外貨準備高の回復といった兆しが見られることを理由に挙げた。
予想外の利下げを受けて12日の市場には流動性が供給され、アルゼンチン株のメルバル指数は7%超上昇と昨年11月以来の大幅な上げを記録。アルゼンチン債は平均して約3%上昇した。
KNG証券はノートで「利下げは、定期預金や投資信託の金利を引き下げ、市場でのアルゼンチンペソの流動性を高めるだろう。それにより、米ドル建て商品への投資、非公式の並行為替レートの弱含み、インフレ連動商品への影響が予想される」と指摘した。
アナリストは、今回の利下げは250%を超えるインフレ率の低下に対する政府の自信を反映したものとみている。
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