米海軍は、サウスカロライナ州マートルビーチ沖で、中国が飛行させた偵察気球を回収する模様を捉えた画像を7日公開した。爆発物処理班所属の海兵隊員が対応しているという。気球は4日、米軍戦闘機によって同州の洋上に出たところ撃墜された。
国防総省によると気球の高さは60メートル、小型ジェット機ほどの大きさの機器を運搬していた。海軍や沿岸警備隊などが気球の落下物の回収を試みている。
国防総省のパット・ライダー報道官によれば、撃墜したのちオースティン国防長官から中国の魏鳳和国防相との通話を求めたが拒否されたという。
7日に連邦議会で行われたバイデン大統領の一般教書演説では、直前に起きた気球飛来に関連した文言が挿入された。
バイデン氏は中国関係について、米国と世界の利益の促進につながる分野は中国と協働するとした上で「疑う余地がないことだが、先週示したように、もし中国が私たちの主権を脅かすなら行動して我が国を守る」と述べた。
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