米ホワイトハウスが16日、トランプ大統領の11月アジア訪問の詳細日程を正式に発表した。大統領はメラニア夫人とともに、来月5日から12日まで日本、韓国、中国、ベトナムとフィリピンを約1週間歴訪する予定だ。日韓中3国の訪問では、今後北朝鮮問題への対応が最大の焦点となる。また訪日の際、大統領が北朝鮮に拉致された日本人被害者家族と面会することが決定した。
ホワイトハウスの発表によると、トランプ大統領は11月5日から日本訪問し、安倍首相と首脳会談を開く。北朝鮮による拉致被害者家族との面会では、横田めぐみさんの両親との初対面が実現するとみられる。
7日の韓国訪問は、大統領は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行うほか、韓国の国会で演説し、国際社会に対して核開発を続ける北朝鮮に「最大の圧力をかけていく」と呼び掛ける。また、トランプ大統領は、日韓の駐在米軍を視察する予定だ。
また8日から10日までの訪中では、トランプ大統領は習近平国家主席と会談し、北朝鮮問題について中国当局の経済制裁強化を求める意向だ。また米中双方は、両国の貿易不均衡・知的財産権問題などを協議する。
トランプ大統領は11月10日にベトナムに到着予定、同国ダナン市で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する。大統領は同会議での演説で、米の経済的発展を促進するためアジア太平洋地域が果たす役割を強調していく模様。
11日に大統領はベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席や他の政府高官らと会談する。
トランプ大統領は12日、今回アジア歴訪の終点であるフィリピン首都マニラで、東南アジア諸国連合(ASEAN)の成立50周年イベントに参加。また、同国ドゥテルテ大統領との首脳会談も行うという。
(翻訳編集・張哲)
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