中国が米国産大豆約49万トンを購入 9月の米中首脳会談を前に輸入拡大か

2026/08/04
更新: 2026/08/04

米農務省は3日、中国向けに約49万トンの大豆が販売されたと発表した。9月に予定されている米中首脳会談を前に、アメリカ産大豆の中国向け輸出は今後も増加するとの見方が出ている。

米農務省によると、中国向けに48万8千トン、仕向け地不明分として13万6千トンの大豆が販売された。

ロイター通信は7月31日、取引に詳しいアメリカのトレーダー2人の話として、中国共産党(中共)政府系の買い手が同日、アメリカ産大豆を少なくとも貨物船14隻分購入したと報じた。

このうち少なくとも8隻分はメキシコ湾岸の港から、別の6隻分は米北西部の太平洋岸の港から積み出される。出荷は10月と11月に予定されている。

中国の買い手は、大豆価格の下落を受けて大量購入に動いた。今回の購入は、習近平の9月の訪米を前に行われた。

アジアを拠点とする国際商社のトレーダーは3日、ロイターに対し、「今回の取引は主に中国備蓄糧管理集団(中儲糧)が行った。最大の理由は、先週、大豆価格が下落したことだ」と述べた。

その上で、「習近平が9月にアメリカを訪問する予定であり、中共側は、米政府に対して以前表明したアメリカ産大豆を購入するとの約束を履行しようとしている」と指摘した。

トランプ米大統領と習近平が昨年10月末、韓国・釜山で会談した際の合意によると、中共側は2026年2月末までにアメリカ産大豆1200万トンを購入し、その後3年間、毎年2500万トンを購入することで合意した。

米農務省のデータによると、7月31日の購入以前に、中国は今年すでにアメリカ国産大豆を400万トン余り購入していた。アメリカ産の新年度産大豆の購入ペースとしては、過去4年間で最も速いという。

アメリカから輸入される大豆が到着するのを前に、中儲糧は保管場所を確保するため、7月31日に輸入大豆50万4千トンのうち約半分を競売で売却した。

市場では、中共がアメリカ産大豆に課している関税を撤廃し、民間の大豆搾油業者も購入に参加できるようにするかが注目されている。

ただし、価格を重視する民間業者にとって、米国産大豆が十分な競争力を持つかは不透明である。

トランプ氏は7月、習近平が9月24日に訪米すると明らかにした。

ルビオ米国務長官は7月22日、フィリピンの首都マニラで開かれたASEAN関連会合に出席した際、中共の王毅外相と会談した。

ルビオ氏は会談後、記者団に対し、双方は習近平の9月の訪米について長時間協議し、それが会談の主要議題だったと説明した。

張婷