中国大使館工作員脅迫事件、一般市民にも被害

2008/08/19
更新: 2008/08/19

【大紀元日本8月19日】ニューヨークのフラッシング地区のチャイナ・タウンで資料を配布する「全世界脱中国共産党応援センター」のボランティアスタッフが中国大使館工作員から暴行・脅迫されている事件に新たな進展があった。工作員の矛先がスタッフを支持する一般市民にも向けられ始めている。

8月15日午後、同センターの街頭ブースを通りかかった年配者がスタッフに握手を求め、「あなたたちは偉大な事業を行っている、私はわざと工作員の目の前であなたたちの新聞を受け取る。これは私の支持の意である」と話し現場から去った。しばらくすると李さんという支持者も現れ、スタッフと40分間立ち話した後、中国共産党組織から離脱すると自ら署名した。現場にいた工作員は怒り心頭だがどうにもできなかった。

その翌日の午前、地元住民の葉さんという男性がスタッフと話していた時、女性工作員はその男性を「売国奴」と罵り続け、その後複数の工作員が集まり葉さんを囲み、これ以上支持するなら、殴り殺してやるなどと脅迫した。やがて警察が駆けつけ、工作員を退散させ事態が沈静化した。

今年5月17日から、チャイナ・タウンの街頭で資料を配布する「全世界脱中国共産党応援センター」のボランティアスタッフが中国大使館の工作員から暴行・脅迫を受け続けてきた。ボランティアスタッフの多くは法輪功学習者であり、「真・善・忍」に基づいて、工作員に対し殴られても殴り返さない、罵られても言い返さないのを貫いてきた。これまでに中国当局の宣伝に騙されていた地元の華人はその姿に強く心が打たれ、多くの人は自らスタッフに声をかけ激励するようになった。

20数年以上フラッシングに在住していたという葉さんによると、工作員に取り囲まれた時は身の危険を感じたという。葉さんは警察署を訪れ本件を通報、警察からは、次にこのようなケースに遭遇した場合、自らの身の安全を確保した上で、証拠を収集するよう告げられたという。

(記者・鐘濤、翻訳・編集/叶子)
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