【大紀元日本5月23日】中国共産党(中共)当局がこれまでに地震予報はなかったと否定し続けて来たが、5月20日に新華ネットは、甘粛省地震局は大地震発生する前に、地震の動向について予報し、省委、省政府に対して報告したことを報道してしまった。しかし、このページは間もなく削除された。
*法輪功を陥れるネット映像サイト、内容はすぐに削除された
北京時間5月21日午前5時40分、新華ネット・トップページの「焦点」および「新華映像ニュース」の中で、ニューヨーク・フレッシング市において、中共諜報員が法輪功学習者に対し、悪質な攻撃事件を取り上げ、法輪功が被災地への募金活動を妨害しているとでっち上げた。しかし、同日午後1時半ごろ、「新華映像」のトップ・ページおよび中のページが削除され、「焦点」で掲載された文章内容が替えられた。
5月21日より、中国大陸政府側のインターネット・メディアがトップページで法輪功への誹謗中傷をする映像を掲載するようにした。中央テレビ局CCTVネット、新浪ネットなど政府筋のメディアでは、このページはまだ削除されていない。
中国問題専門家の張杰氏はこれに対して、中共が念入りに設計したでっち上げの映像は、中共が被災地の実情を隠蔽し、救援を怠っていることに対する民衆の怒りをそらすためである。しかし、でっち上げた内容があまりにも多すぎて、天安門広場焼身自殺時と同様に、うそであることがわかったからだとし、さらに、映像の中に共産党を脱党する内容が多く収められていて、中共側がおそれたからだと分析した。
*新華社地震予報報道、ネットから取り外された
中共当局はこれまでに専門家が予報したことを否定し続けたが、5月20日新華ネットで掲載された「陸浩氏、甘粛地震局が汶川地震の予報報告」の中で、地震前の予報事実を明らかにしたが、すぐに削除された。しかし、この文章はすでに検索サイト「百度(Baidu)」
などへ転載されたため、全部の内容を読むことはできる。
報告の中では「陸浩氏は、省地震局…、四川汶川マグニチュード8・0地震発生する前および後に大量の調査作業を行い、地震発生前に今回の地震動向について予報を行い、省委省政府に報告した…」。この報告から、政府当局は地震発生前からすでに予報を知っているにもかかわらず、民衆に対して事実を隠蔽し、多くの命を失うことになった。
予報を明らかにした文章内容はすぐに削除された
*地震前に避難を通知を受けた者たち
新華ネットのほかに、一部政府筋メディアも被災地の個別地区の住民が地震予報通知を受け避難したことを報道した。
「南方工報」によると、汶川のある学校は地震発生1時間前に緊急通知を受け、学生たちを避難させたとし、「厦門晩報」ネットでは、「私の物語」の中で「王秀月さん:一昨日午後4時過ぎ、私は従姉妹からのショートメールを受け、地震だ、祖父母は共に山へ避難した。政府は前もって通知したため、地震が来たときに、両親も安全なところに避難した」と述べている。
「厦門晩報」によると、地方政府から地震予報通知を受けた人々は避難したという
両報道記事は中共のうそ偽りを自ら破った。少し前に、中国著名科学者たちも地震発生前に何度も当局に対して予報を報告した事実を明らかにしたが、当局に隠蔽された。
中共は地震後の怠った対応および当局の合理的でない無理な政権が大きな圧力と危機に直面することになった。中共はいち早くこの危機を転換させようと、9年間迫害を受け続けた法輪功(ファールンゴン)を標的にした。
*法輪功をでっち上げ文章掲載、即緊急削除
北京時間21日朝方5時40分ころに、新華ネットのトップページに、死者への追悼報道記事のほかに、多くの地震予報を否定する記事が掲載された。さらに、「焦点」および「新華映像」コーナーの中に、ニューヨーク・フラッシング地区で中共当局が派遣した諜報員らが法輪功学習者に対して、「中国被災地への募金活動を妨害している」とでっち上げした。しかし、北京時間同日午後1時半ごろにこれらのサイトが消えた。
法輪功を誹謗中傷した記事は消えた
法輪功を誹謗中傷した記事
「焦点」で法輪功学習者をでっちあげた文章は次のページに移動させられた。また、同じ行列に並べられている2つの文章は、左側の映像付きの表題がまだ残っているが、クリックして出てきた内容は替えられ、法輪功に言及しておらず映像もなかった。
中国問題専門家・張杰連氏は、中共は死者たちへの追悼がまだ終わらないうちに、そして、民衆が地震について考えるようになる前に、「人災」に対する怒りを法輪功に転換させるために、法輪功学習者に対してでっち上げたのだと分析した。
*フラッシング地区事件の実情
内情をよく知る者によると、5月17日にニューヨーク・フラッシング地区では1ヶ月前から法輪功で人々が計画し、中国民衆の脱党を声援するための集会を予定していたという。集会の進行は、まずは地震で亡くなった同胞に対して哀悼の意を示し、大陸の民衆の脱党を声援するほかに、中共が災難の中で、人命を軽視した対応、地震予報を隠蔽した真相を中国民衆に知らせることであり、まったく「募金活動を妨害する」ことは存在しないという。もちろん、中共当局がでっち上げた「天滅中国」のスローガンはなく、正しくは「天滅中共」であるとし、「中国」は「中共」ではないという。
情報筋によると、脱党集会を囲い攻撃した中共組織は、まったく救済募金はしておらず、中共側が公開したでっち上げ映像の中には募金活動の内容および横断幕もない。脱党および九評(共産党についての九つの論評)活動のスローガンしかなかった。
脱党集会に対して騒乱を引き起こした中国人集団は中共諜報員が画策したもので、中国人集団は法輪功学習者を襲撃させ、殴打させる愛国情緒を煽った。中共海外メディアは「自発」的な参加としているが、中共諜報員が大勢で騒乱を起こそうとして、「1人90元で雇った」ことを自ら漏らしているのだ。
中共諜報員らは文化大革命当時のように、「殴る・壊す・奪う」を繰り返した(大紀元)
平和的に集会を行った法輪功学習者および脱党を応援する民衆(大紀元)
前出の張杰連氏は、フラッシング地区で起きた中共諜報員らのヤクザ演出は、周永康が背後で画策し海外の中共諜報員を指図したもので、その目的とは、地震発生前後に起こした罪を逃れるためだと強調した。
*数万人が犠牲になった責任の所在
張杰連氏は、中共当局は未だに地震前から予報を隠蔽し、地震後の救助を怠り、国際救援隊を拒否したために多大な命を失わせたことに対して責任を負わず、その上に、さらにウソ偽りをし続けていると指摘した。
張氏は、中共が如何なるでっち上げ、他人に罪を着せても、すべての中国人民が少なくとも、「今回の地震の中で人災によって罪のない人々が死亡したことに対して、誰が責任を取るべきかを考えなければならない」と主張した。張氏は、少なくとも四川被災地のおから工事が原因で子供の大量死をもたらしたことについて、かつて四川省委書記を務めた周永康は責任を免れないと強調した。
張氏は、悪事の限りを尽くした中共は自己の過ちに対して責任を負い、過ちを是正する力すらないとし、唯一の解決方法とは中共を解体することだと主張した。
張氏は、中共がでっち上げた映像を見た民衆に対して、騙されず、映像の中に映し出され、中共が恐れて削除した「天滅中共」の内容に注目すべきだと強調した。
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