【大紀元日本1月3日】情報によると、中共当局に「国家政権転覆扇動罪」に問われ執行猶予判決で自宅に戻り軟禁された中国人権弁護士高智晟氏の一家4人が1月1日夜、北京市公安局国保総隊に連行され北京市から追放されたという。一方、2日昼、高弁護士の北京の自宅の前で、前日に高弁護士一家を連行した警察車両と高氏の娘を目撃した情報も入った。高弁護士一家現在の所在は、中国海内外が高い関心を寄せている。
高弁護士の一家を支援する胡佳氏によると、北京市公安局国保総隊は1月1日夜、高氏一家4人を拘束し、警察の覆面車両5台と秘密警察約20人の同行で急いで北京を出た。しかし、翌朝、救援関係者が再び、北京の高弁護士自宅の前で、4台の同じ警察車両と高氏の娘を目撃したという。胡氏は、前日夜の大雪で北京市外の高速道路が閉鎖されたため警察は高氏一家を連れて再び戻ったとみている。
胡氏によると、当局が発表した「北京オリンピック準備期間中、外国記者が中国における取材規定」の第6条「外国メディア記者は、中国国内で取材する際に、事前に中国外事部門の許可や外事部門職員の同行がなくても取材可能」の規定は1月1日から実施されたが、外国メディアが高弁護士に接触するのを恐れ、高弁護士一家を北京から追放したいとの見解を示した。
胡佳氏によると、北京当局が発表した取材規制緩和について疑問を抱いている海外メディア関係者たちは、同規制緩和を検証しようと待ち構えていた。関係者たちにより、もっとも良い検証方法とは、現在当局に拘留または監視されている異見人士の取材であるとみられ、高智晟・人権弁護士とその家族に対する取材が海外メディアにとって重要なターゲットになったという。
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