日本は長い間、サービス貿易で最大の赤字産業が観光であった。1996年には赤字がピークに達し、3.6兆円に上った。しかし、2003年に「観光立国」戦略を打ち出し、入境観光を経済成長の推進力とすることを目指した。
中国オンライン旅行業者大手「携程」がこのほど発表した『2016年旧正月大型連休中の海外旅行動向報告書』によると、中国旧正月(2月8日)に合わせて、7日から13日までの約1週間となる大型連休に海外で過ごす中国人は過去最高の約600万人に達する。人気の高い海外旅行先は日本、韓国、タイ、台湾、シンガポール、香港などのアジア各国。経済効果を期待して、各国間の「競争」の激しさが増している。
2016/02/07