10月10日は、台湾の建国記念日にあたる「国慶日(こっけいじつ)」だ。「10」が二つ並ぶことから、「双十節(ダブルテンデー/そうじゅうせつ)」とも呼ばれる。
この日は、1911年10月10日に辛亥革命の始まりとなった武昌蜂起を記念している。翌1912年に中華民国(台湾)が成立し、今年2026年は「中華民国115年」にあたる。

中華民国は1912年に成立した。1949年に中国共産党が中華人民共和国(中国)を成立させるより38年早い。
その長い歴史とともに、台湾には古くからの中華文化も受け継がれてきた。
中国大陸では共産党政権下、とりわけ1966年に始まった文化大革命で、多くの寺院や文化財、伝統文化が破壊された。一方、台湾には歴代王朝から伝わる文化財が数多く残る。
中国共産党が建国を祝う10月1日は、反共産党の華人の間で「国殤日(こくしょうび、国を悼む日)」と呼ばれる。近年は抗議活動などでも繰り返し使われる言葉で、共産党政権下の歴史を「祝うものではなく、犠牲者を悼むもの」と捉える人々の思いが込められている。
一方、台湾の国慶日は喜びにあふれる。街には国旗がはためき、人々は笑顔で国の歩みを祝う。守り継いできた自由と文化を誇り、未来へつなぐ。台湾中がお祝いムードに包まれる特別な一日だ。
そして今年、その祝福は遠く離れたニューヨークにも広がった。国慶日を前にした10月3日、台湾系住民も多く暮らすクイーンズ区フラッシングに数百人が集まり、中華民国と米国の国旗を手に「中華民国万歳! 台湾加油(頑張れ台湾)!」と声を上げた。

会場には中国大陸出身者の姿もあった。南京出身の男性は台湾を「民主の国」と語り、中国大陸にもいつか自由と民主が訪れることを願った。
115年の歴史を歩み、伝統文化を受け継ぎながら、自由と民主を守ってきた台湾。
台湾、おめでとう。頑張れ台湾!

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