国際 115年の歴史 自由と伝統を受け継ぐ台湾

NYに響く「頑張れ台湾!」 建国115年を祝う

2026/10/05
更新: 2026/10/05

10月10日は、台湾の建国記念日にあたる「国慶日(こっけいじつ)」だ。「10」が二つ並ぶことから、「双十節(ダブルテンデー/そうじゅうせつ)」とも呼ばれる。  

この日は、1911年10月10日に辛亥革命の始まりとなった武昌蜂起を記念している。翌1912年に中華民国(台湾)が成立し、今年2026年は「中華民国115年」にあたる。

 

国慶日を祝う国旗掲揚式。青空にはためく中華民国の国旗。2026年10月3日、ニューヨーク・フラッシング(林丹/大紀元)

 

中華民国は1912年に成立した。1949年に中国共産党が中華人民共和国(中国)を成立させるより38年早い。

その長い歴史とともに、台湾には古くからの中華文化も受け継がれてきた。

中国大陸では共産党政権下、とりわけ1966年に始まった文化大革命で、多くの寺院や文化財、伝統文化が破壊された。一方、台湾には歴代王朝から伝わる文化財が数多く残る。

中国共産党が建国を祝う10月1日は、反共産党の華人の間で「国殤日(こくしょうび、国を悼む日)」と呼ばれる。近年は抗議活動などでも繰り返し使われる言葉で、共産党政権下の歴史を「祝うものではなく、犠牲者を悼むもの」と捉える人々の思いが込められている。

一方、台湾の国慶日は喜びにあふれる。街には国旗がはためき、人々は笑顔で国の歩みを祝う。守り継いできた自由と文化を誇り、未来へつなぐ。台湾中がお祝いムードに包まれる特別な一日だ。

そして今年、その祝福は遠く離れたニューヨークにも広がった。国慶日を前にした10月3日、台湾系住民も多く暮らすクイーンズ区フラッシングに数百人が集まり、中華民国と米国の国旗を手に「中華民国万歳! 台湾加油(頑張れ台湾)!」と声を上げた。

 

「民主主義は台湾のDNA」と語る、ニューヨーク駐在の台北経済文化代表処・李志強処長(林丹/大紀元)

 

会場には中国大陸出身者の姿もあった。南京出身の男性は台湾を「民主の国」と語り、中国大陸にもいつか自由と民主が訪れることを願った。

115年の歴史を歩み、伝統文化を受け継ぎながら、自由と民主を守ってきた台湾。

台湾、おめでとう。頑張れ台湾!

 

2026年10月3日、ニューヨーク・フラッシングで中華民国115年の国慶日を祝う人々。(林丹/大紀元)
李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!