論説
米海軍は、小型で頑丈、かつ重武装の水上戦闘艦を切実に必要としている。過去30年間、信頼できる小型水上戦闘艦の開発に失敗し続けてきたことが、ホルムズ海峡の狭い海域でイランが米海軍を苦しめてきた背景を物語っている。
米艦隊は、9千トンを超えるアーレイ・バーク級駆逐艦のような大型外洋戦闘艦に偏重している。バーク級は堅牢で有能な水上戦闘艦だが、長距離交戦・外洋作戦を想定して設計されており、ホルムズ海峡のような沿海域で真に必要とされる制海のためのプレゼンスを提供するには不向きである。
同海峡は最狭部で21マイルにまで狭まり、島々からミサイルやドローン、小型攻撃艇が発進できる地形を有する。長距離兵器に偏った武装を持つ艦艇にとっては悪夢のような環境だ。
必要とされているのは、沿海域向けに設計された重武装の艦艇であり、最新の砲とドローン群・対艦巡航ミサイル・高速攻撃艇に対抗できる安価なミサイルを搭載するものである。これが本来必要とされているものだが、米沿岸警備隊のナショナル・セキュリティー・カッター(国家安全保障巡視船)をベースにした高価な新型艦を数十隻建造することで、果たしてこの需要を満たせるのだろうか。
もちろん、この需要を満たすための艦は既に建造されているはずだった。沿海域戦闘艦(LCS)である。
しかし数十億ドルを投じた末に得られたのは、乗員不足で武装が軽く、航続性能が低く、信頼性に欠け、費用対効果が惨憺たる艦艇だった。排水量約3500トンは、伝説的な第二次大戦期の全鋼製フレッチャー級駆逐艦より5割大きいにもかかわらず、海軍の生存性基準では最低の「レベル1」でしか建造されておらず、自艦の半分の大きさの艦にすら火力で劣る。
沿海域戦闘艦は自艦を守ることすらできず、ましてや他艦を守ることなどできず、ホルムズ海峡での作戦において目立った役割を果たしていない。
1隻あたり2億ドルをわずかに超える価格で調達されるはずだったこの計画は、平均単価が8億7500万ドルにまで膨張した。愛されているとは言い難く、海軍内では「リトル・クラッピー・シップス(ちっぽけなポンコツ艦)」と揶揄されている。
コンステレーション級フリゲートは、実績あるイタリアのFREMM(多任務フリゲート)をベースとすることで、沿海域戦闘艦の二の舞を避けるはずだった。FREMMは10年以上にわたり複数の海軍で有効に運用されてきた実績を持つ。
しかし同計画は当初から欠陥を抱えていた。海軍の新たな「小型」水上戦闘艦として売り出されたにもかかわらず、排水量7千トン超、全長496フィートにまで肥大化し、これは第二次大戦期の巡洋艦に匹敵する規模であり、フライトI型アーレイ・バーク級の排水量の8割に達しながら、全長はわずか9フィートしか短くなかった。
バーク級並みの能力を、それに適さない船体に無理やり詰め込んだ結果、コストはバーク級の6割でありながら、搭載ミサイル数は約3割、レーダー性能も劣り、必要とされる沿海域能力を何ら備えない「安物のバーク級もどき」が生まれた。
国の債務に数十億ドルを積み増した末、18隻建造を予定していた同計画は2025年11月25日に中止された。結局、海軍が受領するのはわずか2隻にとどまり、1隻あたりの見積もり価格は14億〜18億ドルに上る。過去の経緯からすれば、この価格はさらに膨らむとみられる。
現在、海軍は沿岸警備隊のレジェンド級ナショナル・セキュリティー・カッターをベースとした小型水上戦闘艦の計画を進めている。三度目の正直となるだろうか。おそらくならないだろう。
レジェンド級は航続距離1万2千海里を誇る優秀な巡視船だが、そもそも戦闘艦として設計されたものではない。同級が満たすのは支援艦艇にふさわしい「レベル1」の生存性基準にとどまり、排水量4750トンの戦闘艦としては不十分である(バーク級は「レベル3」、沿海域戦闘艦が代替したオリバー・ハザード・ペリー級フリゲートは「レベル2」であった)。
この時点で既に、戦闘艦として求められる頑丈さを欠いている。さらに、コンステレーション級が過剰装備だとの批判を受けたことへの反動からか、海軍は今度は逆方向に振れ、武装が軽い沿岸警備隊仕様をベースに、火力面でわずかな強化を加えるにとどめているようだ。
その結果生まれつつあるのは、1隻16億ドル、排水量4750トンの艦を32隻建造するという計画であり、その火力はイスラエルの3億ドル・排水量2千トンのサール6型コルベットにすら遠く及ばない。同規模のロシアや中国の艦艇と比べても、火力で著しく見劣りすることになる。海軍は2033年以降、さらに重武装版のフリゲートを33隻建造する計画だが、これらもレベル1の生存性基準で建造されるという問題を抱え続けることになる。
ここで疑問が生じる。同盟国が既にサール6型コルベットのような実績ある設計を、はるかに低コストで配備しているにもかかわらず、なぜこれほど武装の弱い艦を建造するのか。同コルベットの兵装構成は、ドローンや高速艇、巡航ミサイルへの対処に理想的とされる。
サール6型は4億ドルでレベル1の生存性基準にとどまるものの、充実した対ミサイル・対ドローン防御システムにより、レベル2の多くの艦艇よりも高い生存性を備えているとされる。これを3千〜3500トン級に拡大したバージョンであれば、レベル2基準を満たしつつ、より多くの乗員を収容して自動化への依存を減らし、ヘリコプター運用施設も改善できる可能性がある。
適切な艦艇設計チームと一定の規律、そしてインセンティブがあれば、こうした設計は1年足らずで完成させることができ、1隻あたりのコストは10億ドルを下回るとみられる。
これは、サール6型(あるいはその拡大版)が唯一の選択肢だと言っているわけではない。海軍が必要としているのは、ホルムズ海峡のような環境に対応できる本物の沿海域戦闘艦である。
中国は排水量1万3千トンの052D型・055型駆逐艦を、米国の25億ドルのアーレイ・バーク級に匹敵する、あるいはそれ以上の性能を持つ艦として、1隻10億ドル未満で建造している。それに対し、アーレイ・バーク級の約37%の規模にすぎない、能力・火力ともにごくわずかな沿岸警備隊仕様の巡視船改良型に、14億〜16億ドルもの費用を投じることは容認できない。
結論として、レジェンド級は沿岸警備隊の巡視船としては申し分ない艦だが、戦闘艦の基準で設計されたものでは断じてない。その価格と生存性の不足を踏まえれば、中国やロシアが配備しているより安価な艦艇に大きく見劣りする艦を65隻建造するという数十年がかりの計画に着手すべきではない。
代わりに我々は、必要とされる構造的頑丈さと武装を備えた真の沿海域戦闘艦を設計しなければならない。
最後に、安価なドローンと技術的な均衡が支配するこの世界において、米国が艦艇を失うリスクを負うことなく力を行使できるという幻想は捨てなければならない。そのような時代はすでに過ぎ去った。

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