「人の車で遊ばない」。
そんな大人には当たり前の常識も、子供には通じなかった。中国で起きたこの事件は、大人と子供の感覚の違いを改めて考えさせるものとなった。
日本でも、「人の物で遊ばない」という当たり前を家庭で教えることの大切さを問いかける一件である。
中国・雲南省昆明市で、約360万元(約7200万円)で購入したフェラーリが、近所の子供4人の遊び場となり、大きな損傷を受けた。
監視カメラには、6~7歳の男児4人が車によじ登り、ボンネットを滑り降りたり、屋根の上を歩き回ったりして約20分間遊ぶ様子が映っていた。車体には多数の傷が付き、バンパーには亀裂も入ったという。
車の所有者は当時出張中で、帰宅後に被害を知り警察に通報した。
我が子がしでかした思わぬ「高額トラブル」。その知らせを受けた親たちは、さぞ青ざめたことだろう。子供にとっては20分の遊びだったが、親にとっては終わりの見えない補償交渉の始まりとなった。保護者たちは何度も補償額を見直したものの折り合いはつかず、賠償額をめぐる話し合いは今も続いている。
中国のネットでは、「子供ではなく親の責任だ」という声が相次ぎ、親の責任を問う世論が大勢を占めた。
「人の車で遊ばない」。ましてや高級車ならなおさら……。大人には当たり前のその常識を、子供にどう伝えていくか。今回の事件は、その大切さを改めて問いかけている。
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