中国では、豪雨のたびに各地の都市が水没し、排水設備が「あってないようなもの」だと長年指摘されてきた。今回、重慶市で、その疑念を裏付けるような光景が見つかった。
SNSで拡散された動画によると、重慶市合川区の住民が複数のマンホールを開けたところ、中は排水設備ではなく、ただの土の穴だった。
別の場所では一本の管が確認されたものの、動画に映る女性は「水は上から流れ込んでいるだけで、横にはほかの管はつながっていない」と説明している。
合川区では6月7日の豪雨で市街地の広い範囲が冠水し、多くの車が水没したほか、祖母と孫が激流に流される映像も拡散された。
ネット上では、「これでは洪水になるのも当然だ」「全国のマンホールを全部開けて調べるべきだ」「税金はどこへ消えたのか」といった怒りの声が相次いでいる。
中国では都市が水没するたびに、「異常気象」や「100年に一度の豪雨」が原因として説明されてきた。しかし、マンホールの下がただの土の穴だったとすれば、「100年に一度の豪雨」という説明も説得力を失う。雨を流す設備がなければ、街が水没するのはある意味当然だからだ。
巨大なビルや派手な都市開発が進む一方で、市民の命を守るはずの基本的なインフラに疑問符の今回の騒動。毎年のように街が水没する中国。その理由の一端が、マンホールの下から見えてきた。

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