先週末、イランによる一連の強硬な発言により、中東情勢は再び一触即発の高度な駆け引きの局面に陥った。外部では、テヘラン内部が深刻な分裂状態にあり、統治機構が二分化する混乱に陥りつつあることが明らかになっている。一方、トランプ大統領は18日、緊急に戦況室会議を招集し、戦火が再燃するのではないかとの憶測を呼んでいる。
イラン内部の分裂は、ホルムズ海峡の現状に直接表れている。イラン外務省は海域の開放を宣言したものの、革命防衛隊による海峡通航への統制や船舶への妨害行為は止まっていない。
分析によれば、現在の情勢の急反転は、イラン国会議長カリバフ氏、ペゼシュキアン大統領、アラグチ外相ら主和派が、革命防衛隊など主戦派からの強い圧力を受けていることを示している。
「靖遠開講」司会者の唐靖遠氏は次のように指摘した。主和派は交渉を強く望んでいる。本当に戦いを避けたいのか、それともイランの将来的な崩壊を回避するための便宜的手段として、ひとまず米国を欺き、トランプ氏の条件を受け入れる方向に傾いているのかは別として、いずれにせよ主戦派は交渉による妥協を絶対に容認しない。しかも主戦派は現在、イラン全体の政局の主導権を明らかに握っている。彼らは交渉を、米国を引き留め消耗させる戦略として位置づけ、同時に自らが一息つく時間を確保する手段としている、との見方を示した。
「イラン・インターナショナル」の報道によると、革命防衛隊司令官の上級顧問は、現在の衝突が継続すれば世界戦争に発展する可能性があると警告し、イランは戦火再燃に備えはできていると表明した。
唐靖遠氏はさらに、主戦派は主に極端な宗教・終末信仰を持つ狂信者、とりわけ革命防衛隊と聖職者集団によって構成されているとし、こうした狂信者に対して理性的に交渉のテーブルに着かせて諦めさせることはほぼ不可能だ、と分析した。
分析は、イスラマバードの交渉の場で、イラン代表団が直面しているのは米国からの圧力だけでなく、その背後にあるテヘラン内部からの政治的な締め付けでもある、と指摘する。
これと同時に、米国はかつてない強力な軍事力を展開しており、トランプ大統領も18日に緊急の戦況室会議を招集し、イラン情勢は再び緊張の度を増している。22日には米イラン停戦合意の期限を迎えるため、外部は情勢の行方を注視している。
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