【ニュースレターが届かない場合】無料会員の方でニュースレターが届いていないというケースが一部で発生しております。
届いていない方は、ニュースレター配信の再登録を致しますので、お手数ですがこちらのリンクからご連絡ください。

ルビオ国務長官 和平合意を促す 米国の仲介継続は今週次第

2025/04/28
更新: 2025/04/28

4月27日、ロシアとウクライナに対し、ルビ米国務長官は、速やかに和平合意を締結するよう改めて訴えた。今後1週間が極めて重要であり、トランプ大統領が引き続き仲介役を務めるかどうかが決定される見通しだと強調した。

ルビオ氏は同日、米NBCの報道番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、
「和平は一刻も早く実現しなければならない。成果が得られなければ、これ以上この取り組みに時間や資源を割くことはできない」と述べた。

また、ロシアとウクライナは、これまでになく合意に近づいているものの、大きな突破口が開かれる可能性については、慎重な見方を示した。

「確かに目標には近づいているが、まだ十分ではない。今週は極めて重要な週となる。この間に、われわれが引き続き関与すべきか、それとも他のより重要な課題に注力すべきかを判断しなければならない」と語った。

さらにルビオ氏は、「和平合意の実現を望んでいるが、楽観と同時に現実的である必要がある」と指摘した。

ルビオ氏はまた、ロシアに対する制裁を延期しているのは、外交交渉に道を残すためだと説明したうえで、
「和平に非協力的な側には、トランプ氏が対応する手段を持っている」と警告した。
「とはいえ、できる限り外交の道を閉ざす事態は避けたい」と述べた。

ルビオ氏は、ウクライナ戦争の「唯一の解決策は交渉」であり、双方がある程度の譲歩を受け入れる必要があると強調した。

「この戦争に軍事的な解決は存在しない。戦争を終わらせる唯一の道は交渉であり、双方が望むすべてを得ることはできず、また譲りたくないものも譲る必要がある」と語った。

「これが戦争を終わらせる唯一の方法だ。さらなる犠牲を防ぐために、ロシアとウクライナの戦争は、今すぐ終結させるべきだ」と訴えた。

4月中旬には、トランプ氏とルビオ氏が、もしロシアまたはウクライナのいずれかが和平交渉の妨げとなる行動を取れば、米国は仲介の努力を打ち切ると警告していた。

さらに、4月26日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルで、トランプ氏は、ロシアによるウクライナ民間地域への攻撃に強い不満を表明した。

「ここ数日、プーチン氏は、民間地域や都市、町に無差別にミサイルを撃ち込んでいる。これは、彼に戦争を終わらせる意思がないことを示している。銀行制裁や二次制裁など、異なる手段で対応すべきかもしれない。あまりにも多くの人々がこの戦争で命を落とした」と。

張婷