ミャンマーで3月に発生したマグニチュード7.7の大地震から4月28日で1か月となる。軍事政権によると、これまでに国内で3769人が死亡し、5106人が負傷、行方不明者は107人となる。隣国タイの首都バンコクでは建設中のビルが崩壊した現場で62人が死亡し、32人が行方不明。他に7人の死者が確認された。
被災地では、がれきの撤去が続いている中、首都ネピドーや第2の都市マンダレーでは、被害が甚大で、政府機能や経済活動が停滞している。国営メディアによると、地震により6万3千戸以上の住宅が倒壊や損壊の被害を受け、ネピドーでは多数の官庁ビルも被災。また、公的支援をほとんど受けられていない被災者も多く、復興の道筋が見通せない状態だ。
国軍は22日、人道支援を優先するため、民主派や少数民族武装勢力戸の一時停戦期限を30日まで延期した。
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