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国民民主党玉木代表 台湾訪問で頼清徳総統と会談 民主主義陣営の連携を確認

2025/02/25
更新: 2025/02/25

国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は2月23日から25日までの3日間、台湾を訪問し、頼清徳総統をはじめとする要人と会談を行った。東京新聞などが報じた。この訪問は、中国の軍事的圧力が高まる中、台湾情勢について意見交換を行うことを目的としていた。

24日に行われた頼清徳総統との会談では、国際情勢が不安定さを増す中、日台を含む「民主主義陣営の団結」が重要だとの認識で一致した。玉木氏は会談後、記者団に対し「地域や世界の安定のため、日台や韓国を加えた民主主義陣営の連携が重要だという意見で一致した」と述べた。

玉木氏は頼総統に対し、中国の軍事的圧力を念頭に置きつつ、国民民主党としても「台湾海峡の平和と安定」を重視していると強調した。また、「力と威圧による現状変更の試みには反対することが日米首脳共同声明に明記されたことは意義あることだ」とも伝えた。

一方、頼総統は「民主主義陣営の団結をより強固にしていくことが必要だ」と述べ、民主主義陣営でのサプライチェーン構築の重要性を訴えた。これに対し玉木氏は、半導体に限らず幅広い分野での供給網の構築で協力が必要だとの考えを示した。

玉木氏の台湾訪問は、今夏の参院選を見据え、外交力をアピールする狙いもあったとみられている。国民民主党は、現実的な外交・安全保障政策を進める姿勢を広くアピールすることを目指していた。

玉木氏の台湾訪問は、中国の軍事的威圧が強まる中で行われ、日台関係の強化と民主主義陣営の連携を確認する重要な機会となった。今後、この訪問が日台関係や地域の安定にどのような影響を与えるか、注目される。

大紀元エポックタイムズジャパン記者。主に軍事・防衛、安全保障関係を担当。その他、政治・経済・社会など幅広く執筆。